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#110 ページ17
「お疲れ様でした〜」
『お疲れ様でした』
無事19時前に仕事が終わり、マネージャーを待っている最中
外は既に暗く、立冬の風が吹いている
プルル…プルル…
潤出るかな
プツッ…
『あ、潤？もしもし』
《…翔くん？どうしたの？》
『あぁ、今日会いたいんだけど…。空いてる？』
《空いてる》
『良かった。あ〜…俺の家とどっちが楽？』
《…どっちでも大丈夫》
『ん、じゃあ俺の家でいい？良いワインがあるんだけどさ』
《分かった。もう終わる？》
『うん。これからマネージャーに…』
チラッと周りに目をやる
マネージャーは…
あ、居た
車からこちらを不思議そうに見ている
ちょっと待って、と左手を上げて謝罪の意を示す
マネージャーが両手で丸を作った
伝わったかな？
《翔さん？》
『あぁ、なんでもない。』
《ん…》
『周りに誰かいるの？』
《えっ、あぁ…買い物してた。よく分かったね》
『まぁね』
呼び方が変わったからね
《じゃあつまみ買って行くわ》
『はーい』
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作者名：ひるね | 作成日時：2023年6月8日 19時
