日常と恋心 (ページ1)

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#96 ページ1

S-side

『…ね、潤』

潤「ん？」

2人が乗ったベッドのスプリングが軋む

『ようやく2人っきりになれたわけじゃん？』

潤「？皆隣で寝てるけど」

『まあまあ』

俺としてはさ

『こっちおいで』

手を広げて潤を招く

潤「っ…」

恋人としての時間も味わいたいわけよ

潤「ん…」

シーツを這いながら彼の手が近づいてくる

とんっと身体に熱が当たった

『好きだよ。潤』

潤「ん…」

暗くてよく見えないけれど、きっと潤の顔は真っ赤なんだろうな

多分俺も

背中に回ってきた手が熱い

『ふふっ、眠い？』

潤「ぅん…」

後ろを左手で探りながら、身体をベッドに預ける

もちろん潤を抱きしめたまま

ギシッ

薄暗い中

2人ベッドの上

『潤』

潤「翔、くん？」

鼻先が触れる

雅紀「う゛〜」

潤「っ！」ﾋﾞｸｯ

ビックリした…

起きて…ないか

『じゅっ…』

潤「…zzz」

寝ちゃったか…

もー相葉くん！！

『はぁ…おやすみ。潤』