優等生と劣等生。【プロセカ】 (ページ9)

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8話　約束ページ9

『話したいこと？』

まふゆ「うん、近くにいつも行ってるファミレスがあるの
そこで…そうだ、時間は大丈夫？」

『大丈夫、ファミレスね』

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ファミレスに着くと私はアイスコーヒー、朝比奈さんはホットティーを頼んだ

…気まずい、まるで別の人が目の前にいるみたい

違和感はこういうことだったのか

色々考えているうちに朝比奈さんから話し始めてくれた

まふゆ「いきなりで驚いたよね、ごめん」

『いいよ気にしないで…えっと、本当はいつもこんな感じなの？』

すると朝比奈さんは過去のこと、両親のことをざっと話してくれた

『そうだったんだ…そんな簡単に言えることじゃないけど、すごく辛かったよね…
…気になったんだけど、なんで私に話そうと思ったの？
仲の良い子にでも話、聞いてもらえばいいのに』

まふゆ「Aさんなら話してもいいんじゃないかなって思った
理由は分からないけど……それと、カレー屋」

『カレー屋ってこの前の？』

まふゆ「気になったから家に帰って調べたの
そうしたら辛さ評判のお店って書いてあったから」

『あー…それは…私も知らなくて……』

まふゆ「嘘、騙された……」

『うぅ、ごめんなさい』

まふゆ「とにかく今ここで話したことは誰にも言わないでほしい
もちろん学校でも」

『分かった、そういえば前の休日で会った人は知ってるの？』

まふゆ「あぁ、それも言わなきゃ
奏はサークルのメンバーなの、あと二人いる」

『へえー、サークルにも入ってるんだ…！』

その後もいろんなことを話した

言葉に感情が無いと思ってることが分からないし、最初は気まずかったけど、優等生よりも今の方が本心なのであれば私は嬉しい

『……朝日奈さん、苗字で呼び合うのは堅苦しいし、名前で呼んでもいい？』

まふゆ「うん、それなら私もそうする」

『…まふゆ、私まふゆに心から笑えるような生活を送って欲しい
だから約束する、これからよろしくね！』

まふゆ「こちらこそ、よろしく……」

ありがとう、A