5話 デーt((( ページ6
『朝比奈さーん!』
今日は宮女の校門近くで集合する約束をしていた
まふゆ「ごめんね、授業が少し長引いちゃって」
『ううん、私も遅れちゃったし(←マイペースすぎるだけ)』
まふゆ「じゃあお互い様だね」
私達は顔を見合わせて笑った
『結局行き先は決めてないままだったよね、私から言い出したのに…
それに何処に何があるのかも知らなくて…朝比奈さんは行きたい所ある?』
まふゆ「んー……
(行きたい所なんて無い、この辺は家からそんなに距離離れてないし
…そういえばボールペンのインクと消しゴムが足りなかったな、ちょうどいいし買いに行こう)」
まふゆ「とりあえず文具店行ってみない?
そこで買いたいものがあるの」
『分かった、行こう!』
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『可愛い文房具いっぱいあったなぁ
また行ってみようかな』
まふゆ「ふふ、気に入って貰えて良かった――」
?「まふゆ…?」
『ん?』
振り返ると髪の長いジャージを着た女の子がいた
私はその時、朝比奈さんの表情が一瞬変わった事を見逃さなかった
?「こんなところで会うなんて偶然だね」
『えっと、朝比奈さんの友人?』
まふゆ「…うん、私達と同い年だよ」
奏「はじめまして、宵崎奏です」
『よろしくね、私はAA
最近こっちに引っ越して来たの』
奏「引っ越し…?」
まふゆ「そういえば奏がここにいるの珍しいね」
奏「今日発売のCDを予約してたから
あ、私から話しかけたのにごめん、家で少しやる事があるんだ」
『全然大丈夫、また会う機会があったら今度はたくさんお話ししよう!』
奏「うんありがとう、Aさん
それじゃあ、もう行くね」
まふゆ「うん、またね」
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やっぱり何かある
やっぱり可能性としてあるなら…
私は時計を確認して、スマホで検索する
―――あった
『そろそろ時間だしお昼食べない?
…引っ越し前から気になってるカレー屋さんがあるの』
まふゆ「カレーかー、いいね行こっか」
さっき雰囲気が変わっていつもと違って見えた
この勘が当たってれば
味覚が無いのかもしれない
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みずな(プロフ) - 面白かったです!連載終わっちゃったの寂しいな… (2022年3月24日 20時) (レス) @page9 id: 6e79866175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らねい | 作成日時:2022年2月28日 18時