検索窓
今日:4 hit、昨日:24 hit、合計:11,362 hit

29話 貴方のためなら ページ31

絵名「もうどうなってるの…」






?「知りたいですか?」




ここにいるメンバーの声でないことを理解したニーゴは、後ろの大木の方に振り返った


見るとそこには黒髪ツインテールの少女がおり、毛先になるにつれて青みがかかっている


服は貴族のお姫様が着ているような上品なワンピースだ




絵名「なんか、すごく見たことがある感じがするんだけど」


まふゆ「…もしかして、"ここ”のミク?」


ミク「…はい」


瑞希「ミクなの!?ボクたちがいつも話してるミクとは全然違う」


奏「ミクがいるってことは、まふゆのときみたいに誰かの想いでできた場所…?」


ミク「奏で言う通り、そういうことになります」


奏「え、どうして私の名前を…」


ミク「奏だけじゃない、まふゆ、絵名、瑞希…
貴方達の名前も知っています
私はずっと、ずっと見てきたのですから」


まふゆ「それって…」


ミク「ええ……」





「ここがAの想いでできたセカイだからです」



「「!?」」



全員が驚愕した、セカイの先にまた新しいセカイがあるなんて誰も予想出来なかったのだ



ミク「ここにいる全員、Aを探しに来たのでしょう」


絵名「!話が早いじゃん、それなら――」


ミク「それは駄目です」


絵名「なっ、なんで…!」


ミク「…Aが貴方達と会いたくないと言っているのです」


絵名「ッ、はぁ!?どーゆーこと?」


瑞希「ちょっと絵名、落ち着いて……ミク、それって本当なの?」


ミク「…そうです」


奏「……。ねえミク、Aとミクとの間に何があったのかは分からないけど、もし悩んでることがあるなら私たちに話してくれないかな
もしかしたら力になれるかもしれない」


まふゆ「……私も、知りたい」



真剣な表情をして話す奏を見て、まふゆは何かを考え決めたようだった


まふゆ「私、Aにまだ何も言えてない
一緒にいてくれて、私を受け入れてくれて、ありがとう、って…
……それを、ちゃんと会って伝えたい…!」


瑞希「まふゆ……ミク、ボクからもお願い!」


絵名「私も、Aに会わせて…!」











ミク「………はぁ
…本当にAは幸せ者じゃないですか」


四人はどういうこと?というような表情をしている


ミク「いいでしょう、それならAを探して…




…いや、見つけてあげてください」

30話 過去と向き合え→←28話 行方



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
31人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みずな(プロフ) - 面白かったです!連載終わっちゃったの寂しいな… (2022年3月24日 20時) (レス) @page9 id: 6e79866175 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らねい | 作成日時:2022年2月28日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。