蘇る不良魂 ページ8
家に帰った後、普段だったら真っ先に夕食の準備をするけど、今日はお寿司を買って武道と話し合うことになった。
武「姉ちゃん、心配かけさせてごめん。」
あれ?なんか今日の武道は随分と素直だな・・・。
「うん。」
武「でも、不良はやめない。」
「どうして?」
武「もう二度と、譲れないモンができたから。」
わかってはいたけど、やっぱり不良は辞めないんだな。でも・・・
「武道。アンタ変わったね。」
武「ドキッ そ、そう?」
「うん。不良をやる明確な目標ができてる。」
「日本一の不良になる」という武道の夢。
どうしてなりたいのか、今の武道にはハッキリとした理由があった。
武「あーー・・・でも、さ、理由がちょっと大袈裟だよね・・・。」
「なに弱気になってんの、バカミチ。」
武「バ、バカミチ・・・!」
「きっかけはそんなんで良いんだよ。くだらない意地張って、カッコつけて・・・、それで良い。
姉ちゃんだってそうだった。」
フー―ッと息を吐き、椅子の背にもたれかかる。
「その怪我、バット使われただろ。」
武「!、・・・うん。」
「少なくとも、喧嘩でバットを使うような根性なしよりもアンタの方が強い。
お前がやってるのはガキの喧嘩。喧嘩はな、くだらねぇ意地張って、こぶし一個で戦うモンだ。
バットを使うクソ野郎にガキの喧嘩がどういうものか教えてやれ。」
―――ケリつけてこい、武道。
「それができて、晴れてアンタは夢に一歩近づける。」
武「・・・俺、明日タイマン張ってくる。」
「赤飯炊いてやるよ。存分にやってこい。」
次の瞬間、お互い気の抜けたようにフハッと笑った。
「ちなみにバット使った奴の名前は?アンタがケリつけたら社会的に抹殺してやるよ。」
武「お姉さま?!!やめて?!」
愛しの弟にバット使ったんだから当然の報いだろが。
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シオン(プロフ) - 12年後もタカちゃん辛いよ〜〜 (2022年8月1日 19時) (レス) @page50 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - いヤァ〜夢主止めろ〜真一郎も早く目覚めて!!! (2022年7月31日 21時) (レス) @page45 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 作者さん» トラがついてるので、もうトラちゃん呼びになってます。 (2022年7月30日 17時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - シオンさんって一虎くんのことをトラちゃんって呼んでるんですね。可愛いです。いつもコメントありがとうございます。元気百倍アンパンマンですよ〜〜。 (2022年7月30日 16時) (レス) @page35 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あの場面〜〜場地さんのあの台詞…トラちゃんの事を教える場面…今日の東リベ絶対泣く (2022年7月30日 16時) (レス) @page35 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年7月21日 14時