血濡れの京人形は武道の姉！！ 弐！

所詮、姉には隠し事は通じない ページ48

はい、絶賛入院中の花垣京でぇ〜〜す♡

あの後、警察が出てきてカズは取り押さえられ、
私は病院へまっしぐら。
カズを乱暴に取り押さえた奴らを蹴り飛ばしたいと思ったのは気のせいだ。

？「よう、京。」
？「京さん、こんにちは。」
？「姉ちゃん、着替え持ってきたよ。」

圭介と千冬と武道がやって来た。

圭介は壱番隊 隊長の座を武道に託したそうだ。何でも隊長の座は自分には重いとかで。
とか言っちゃって〜〜、武道が作る未来を見たくてしょうがなかったから隊長という路を作ってあげたんでしょ〜〜、って言ったら図星だったようで。
顔を赤らめて「うっせーー！！」なんて言ってた。生意気だったけど可愛いから許してあげた。
千冬の副隊長の座はそのままに。圭介は隊長補佐。そして武道が隊長というカタチで壱番隊が作られた。

んま！それも良いけど・・・

「稀咲は？圭介と私を取り戻せたんだから、追放できたんじゃないの？万次郎と約束したんじゃないの？」
武「姉ちゃん、調べたんだ。」

もう慣れたみたいだね、武道。

なんと信じられないことに、芭流覇羅は東卍の傘下に降ることにしたそうだ。つまり東卍の総人数は４５０人に膨れ上がったということだ。
しかも万次郎と半間を繋いだ奴は稀咲鉄太。その稀咲を除隊させれば、この話しは無かったことになる。だから追放できなかった。数が多けりゃ良いってモンじゃないぜ？破滅しちまうぞ。
でも、ここで稀咲に対抗する奴――武道が、隊長になって稀咲と同等の発言力を得られれば、大きく流れは変わる。

「そう。・・・圭介。改めて、稀咲のことについて説明し直せ。
アンタはいったい何を見て稀咲を敵だと思ったんだ？」

ここで一旦、話しを整理して、武道と千冬にわからせた方が良いだろう。

圭「稀咲は敵だ。
それに気づいたのは、パーが長内を刺した事件。「パーを出所させる代わりに参番隊 隊長に任命してくれ」と稀咲がマイキーの持ち掛けるのを偶然見ちまった。
参番隊 隊長は稀咲じゃねぇ！！東卍は俺ら７人で立ち上げた。どんな理由があっても参番隊 隊長はパーだけなんだ！」

「圭介・・・。」

あの時から、ずっと一人で・・・頑張ってくれてたんだね、圭介。

圭「パーちん、三ツ谷、ドラケン、マイキー、一虎、京、こいつらは俺の宝なんだ。
俺らを、救けてくれ。武道。」

武「はい！！必ず、場地くんが守りたいものを救ってみせます！！」

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