血濡れの京人形は武道の姉！！ 弐！

自分の身内のことが好きな人が上司って気まずいね ページ34

姉ちゃんたちが去っていった後、俺は稀咲に殴られ気絶した。
気がつくとマイキー君がいる。

万「タケミっち・・・稀咲のこと、気に入らない？
夢への道は遠いね。新しい風を入れたら、出ていっちゃう奴もいる。」

万「タケミっち。大事な話があるんだ。俺、幼なじみが二人いてさ。」

一人はマイキー君に喧嘩を挑んでは返り討ちにされたらしい。
マイキー君に喧嘩を売るなんてとんだお馬鹿さんだ。

もう一人はなんとマイキー君と同じくらい強くて頭も世界最強並に良いらしい。
マイキー君曰く、その人を怒らせたら世界の終わりだとか。怖っ！！

万「壱番隊 隊長・場地圭介
元 総参謀・花垣京
あいつらが俺の幼なじみ。」

「・・・えぇっ？！！」

姉ちゃんがマイキー君と幼なじみだった？！何それ聞いてない！！

万「タケミっちとは一回だけ会ったことあんだけど、覚えてない？」
「・・・すいません。覚えてないッス。」
万「そっか。まぁしょうがないっか。」

二人は東卍の創設メンバーの仲間で、東卍はマイキー君、ドラケンくん、三ツ谷くん、パーちんくん、場地くん、そして姉ちゃんの６人で創設したらしい。最後の方で少し言い淀んでたけど、何だったんだろう？

マイキー君は俺に、二人を東卍に連れ戻してほしいと頼んできた。
そこで俺は交換条件を持ち出し、二人を連れ戻したら稀咲を東卍から追放してほしいと頼んでみる。マイキー君は意外とアッサリ承諾してくれた。マイキー君も、稀咲がヤバい奴だとは気づいてるらしい。
でも、失敗した時は殺すと脅された。こんなことなら姉ちゃんに東卍のこと聞いとけばよかった・・・。

ついでに、俺は正式に東卍に入ることになり、盗み聞きしてた三ツ谷くんが担っている弐番隊の隊員となった。

「・・・よろしくお願いします。」
三「んな嫌そうな顔すんなよ。
ﾊｧ 何で盗み聞きなんてしちまったんだろ・・・。」
万「京のこと心配で探ってたんだろ？」
三「頼むからもう何も言うな、マイキー。」

帰ろうとした時、何かが落ちてることに気づいた。

交通安全のお守りで、何かが中に入ってる。
なんと東卍の創設メンバーの写真だ。スゲーもん拾っちゃった・・・。

「ん？この場地くんとめっちゃ仲良さそうな人・・・誰だ？」

ていうか、東卍創設メンバーって６人じゃなかったっけ？７人いる？

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