41話《Past edition episode 1》 ページ41
＿No side＿(過去編)
Aと真一郎が出会ったのは、とある小さな孤児院だった。
昔のAはとても暗く、感情がないような様子だった。そんな状態を見つけた真一郎は、彼に声を掛けた。
真一郎「お前、大丈夫か？」
Aの光のない白い瞳が、真一郎を映す。
真一郎「…お前、名前は？」
A「……で…」ﾎﾞｿｯ
真一郎「なんて言った？」
Aは真一郎を確り目に捉え、
A「…『干渉しないで』って言ってんの」
悲しそうな顔で真一郎に言い放った。
真一郎「嫌か？」
A「…希望を持ちたくない」
真一郎「名前は？」
A「……哀代…A」
Aが名前を言うと、真一郎は「おっ、今度は言うんだな」と笑った。
真一郎「…お前、なんでここにいるんだ？」
A「…捨てられた以外ない」
真一郎は「そうか…」と悲しそうな顔をして、Aの頭を撫でた。
真一郎「お前さ、俺ん家来る？」
A「……行かない」
真一郎「なんでだ？」
Aは咋に顔を逸らし、小さな声で「…希望を持ちたくないって言ってんじゃん」と言った。
真一郎「…昔何があったんだよ、お前」
A「言う必要ない」
Aはそう言うと、真一郎から離れようとした。が、真一郎はAの腕を掴み、そっと自分脳での中に閉じ込めた。
真一郎「教えてくれよ、お前の背負ってるモン、俺に半分分けてくれ」
A「ｯ…！」
Aは抱き締められながら真一郎の服を掴んだ。真一郎は一瞬驚いたが、頭を撫で落ち着かせるようにした。
A「……俺は＿＿＿＿」
そうしてAは語り始める。
＿＿それが
Aの【黒い衝動】のトリガーになる事など、この時の皆、誰も知らないまま＿＿＿。
42話《Past edition episode 2》→←40話《Three people together》*
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シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 反応が嬉しすぎます！ありがとうございます！リクエストあればまたお願いします！ (2021年10月29日 7時) (
レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございます🥺❤️めっちゃ嬉しいです！ニヤニヤしながら読みました！イザナにプレゼント🎁買っていたけど何買ったのかな😊 (2021年10月29日 6時) (レス) @page22 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 了解致しました！リクエスト本当にありがとうございます！必ずそうさせて頂きますので、少々お待ちください。 (2021年10月27日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ！！ほんとですか？？いいんですか？？🤤リクエストはバジさんとか春千夜とか灰谷兄弟とかもし絡みがあったらみたいなぁーって思ってます！ (2021年10月27日 1時) (レス) id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。ありがとうございます、そのように言って頂けると本当に嬉しい限りです。何か話のリクエストございましたらお願い致します。必ずお受け致します。 (2021年10月25日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名F | 作成日時：2021年10月17日 10時
