25話《welcome home》 ページ25
＿No side＿
Aは立ち上がり、先程貰ったブレスレットを外した。そして、部屋から出ていく。その先には誰も居らず、Aは堂々と出ていった。
＿＿
外は真っ暗で雨も降っていた。そんな中Aは傘も差さずに裸足で歩いていた。周りには誰も居なかった為、何かを言われることは無かった。
Aは墓場に来ていた。目の前には真一郎の墓。供え物はないが、墓の前で手を合わせ、話し始める。
A「…真一郎、ごめん。俺、真一郎に嘘ついてたんだ。ホントにごめん。
その所為で真一郎は苦しんだ……俺は最低なヤツだよな。
万次郎にも顔見せ出来ねぇわ。
…もう此処には来ないから、最後に言いたかった事があるんだ……」
？「最後になんてさせねぇよ」
Aが真一郎に最後の言葉を言おうとした時、誰かが言葉を遮った。その方向に振り返るとそこに立っていたのは
長くなった金髪で余り変わらない身長の
万次郎「久し振りだな、にぃ。いや…A」
A「…万次郎……いや、佐野…か」
万次郎「それやめろよ、Aにぃ」ｷﾞｭｯ
抱き着き魔なのは変わらないようだった。
万次郎「帰ってきてよ…Aにぃ」
万次郎のその声は、結構な程震えていた。多分泣いているのだろう。Aは抱き着く万次郎の頭を撫でる。
万次郎「！…ガキ扱いすんな……よ」
万次郎は途中でAから離れ、顔を見た。すると、その顔からは静かな涙が溢れていた。
A「…あれ、なんで俺泣いて…」
万次郎「…」ｷﾞｭｯ
万次郎は抱き着いた、のでは無く、Aを包み込むように抱き締めた。
万次郎「…AはAで居ていいんだ。本当の自分は、
……居なくならないで…」
万次郎の言葉の重さがAの涙をより引き出させた。
A「…ごめん万次郎、ごめん…」
涙を止めたくても止められずにいるAを、万次郎は優しく包み込む。
万次郎「Aの言う『俺』はずっとお前の中に居るんだ。だから、誰かに探してもらわなくていいんだ」
あやす様に背中を撫でる。
Aはいつの間にクラクラし始め、バタッと万次郎の方に倒れ、静かな寝息を起てた。
万次郎「…にぃ子供みたい、可愛いっ♡
というか…
やぁっと帰ってきた♡
おかえり♡俺のA♡」
26話《He who changed》→←24話《Remake》
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シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 反応が嬉しすぎます！ありがとうございます！リクエストあればまたお願いします！ (2021年10月29日 7時) (
レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございます🥺❤️めっちゃ嬉しいです！ニヤニヤしながら読みました！イザナにプレゼント🎁買っていたけど何買ったのかな😊 (2021年10月29日 6時) (レス) @page22 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 了解致しました！リクエスト本当にありがとうございます！必ずそうさせて頂きますので、少々お待ちください。 (2021年10月27日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ！！ほんとですか？？いいんですか？？🤤リクエストはバジさんとか春千夜とか灰谷兄弟とかもし絡みがあったらみたいなぁーって思ってます！ (2021年10月27日 1時) (レス) id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - ひー(比古)さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。ありがとうございます、そのように言って頂けると本当に嬉しい限りです。何か話のリクエストございましたらお願い致します。必ずお受け致します。 (2021年10月25日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名F | 作成日時：2021年10月17日 10時
