原石さんたちの病系短編集 part２

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【ジェシー】




色々あったけど、アンコールも終わっていよいよ最後の挨拶。





大我の状態は良いとは言えず、今でも俺が隣で支えてやってる状態。





目の焦点もあってないけど、必死に笑顔を振りまく大我は達成感に溢れていた。





きっと、意識ははっきりとしていなくて、朦朧とした状態なんだろう。





ファンの皆が叫んでくれた俺らの誇りでもあるグループ名をしっかり、耳に残してステージ裏にはけて行った。





ジェシー「きょも、階段、気を付けて降りてね。」





何とか、歩ける状態の大我を支えて階段を降りさせる。





でも、階段を降りたとたんに大我の体の力がふっと抜けた。





ぎりぎり受け止められたからよかったけど、意識が朦朧としているのなら少し危険かもしれない。





頭も打っていると聞いていたから、尚更、その不安な気持ちは膨らんでて。





慎太郎「今すぐ、病院行く？」





高地「そうだね。足の状態とか頭のことも考慮したらその方がいいかも。」





樹「今、マネージャーに聞いてきたけど、今すぐ車出せるって。一旦、きょものことはマネージャーに任せて俺らは着替えてから車に乗ろう？」





樹の指示で俺はマネージャーにきょもを任せて、急いで着替えた。

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