原石さんたちの病系短編集 part２

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【慎太郎】




きょもがレッスンに参加出来たあの日以降、きょもはレッスンに参加できていない。




それでも、ジェシーはずっと動画を送り続けている。




今日はある番組の収録でテレビ局に来ていた。




SixTONES全員がゲスト出演するんだけど、結構有名な番組だからここで沢山の人に名前を覚えてほしいよね。




久しぶりに会うきょもは前、会った時よりも格段に細くなっていて、顔も青白かった。




それでも、番組が始まるまできょもの手からドラマや舞台の台本は離れない。




一人でぶつぶつと呟いて練習している。




樹「きょも、少し休憩したら？」




京本「ダメ。明日、ドラマの撮影だから。」




樹「最近、大丈夫？顔色も悪いし。」




京本「大丈夫。」




どうしたのかな？




いや....確かにきょものスケジュールはパツパツで休みなんて全然ない。




そのことは俺らも十分理解してる。




収録終わり、私服に着替えるとジェシーがまたきょもに話しかけてきた。




ジェシー「大我、あそこで話、振られたんだからちゃんと返さないと。」




京本「ごめん。」




俺らは何でもかんでも言うようにしてるから、それは俺らの良いところでもある。




ジェシー「あと、あそこ。ちゃんとカンペ読んで。大我、この世界で10年以上やって来てるからわかるでしょ？」




京本「....うるさいな！お前は黙っとけよ！俺の忙しさ、わかるわけないのにそんなこと言うなよ！」




きょもが珍しく、怒鳴り散らした。




すると、きょもの中で何かが切れた。

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