無気力少女と未来の海賊王 (ページ10)

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九話ページ10

あの後、海賊なんて関わると碌なことがないと思い漁師のおじさんのお手伝いと称したマキノさんへの配達を承って今はマキノさんの酒場へと身を寄せている。

「ふふAちゃん。届けてくれてありがとう。漁師さんにもお礼を言わなきゃね」

「別に……マキノさんにはいつもお世話になっているもの」

今日はいつもの店内ではなく裏口から店の中に入れてもらっている。新鮮な魚を届けたからだけど中々厨房には入れてくれないから得をした気分だ。
たまにお皿洗いのお手伝いをするときには入ってるけど

「今日はこのままお手伝いしてもいい？」

「あら、お魚を届けてもらえただけでも嬉しいのに……今日はどうしたの？」

「んー…外行きたくないから」

「もしかして、ルフィから逃げてるの？」

たまに気分が乗らないときは村の人に匿ってもらうことはあるけど今日は別に逃げてるわけではない。

マキノさんはしょうがないと言うような表情でこちらを見ている。これは訂正するのは面倒だ…

「まぁ…そんなとこ」

本当は面倒ごとに関わりたくないからなんだけど。
この際細かいことはどうでもいいか。

「でも今日はお手伝いはいいわ。忙しい時間ってわけでもないもの。隠れたいならここに隠れててもいいわよ」

マキノさんが提案したのはカウンター下のスペース
内側だから店内からは見えない場所だ。
確かに隠れるにはいいスペースだ。子供のAならすっぽりと見えないだろう。

「そう？じゃあ、…ここにいる」

面倒ごとから逃げたくて、関わりたくなくて
結局いつもマキノさんに甘えてばかりだ。
村のみんなも優しいし、こんな私にも良くしてくれる。

なんだかんだ言ってもこの村の人たちが好きだ

だからかな。
あの海賊たちが何かしないうちに去ってほしいと思うのは

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絡め方…悩んでます。
主人公は海賊という印象で判断してるので
いい印象は持ってない感じです。
次くらいに絡めたらいいな