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忘れられない人29 ページ31

場地が死んだ、そう彼は言った。




やっぱ、なんにも思わない、

私ってやっぱトーマンのヤツらのこと心の底から大切だって思ってないんだな




今、私たちは病院にいる、

花垣くんから全部聞いた。

場地が死んだこと、一虎のこと、御守りのこと、、




1番対副隊長の松野千冬、、、だっけ、


泣いてる、わかるよ、大切な人を失う辛さは、、、

わかる、わかるよ


昔の私ならね、、、

今は、、、分からないけど、、、





松「あの、Aさん、」

『ん?何?』


松「あの、、、、場地さんからAさんに、無理に泣かなくていいからって言ってました、、、
俺が死んでも墓参りとか無理してこなくていいからって」


『!』

松「、、、じゃあ、俺はこれで、」





無理に泣かなくていい、、、か、
場地は気づいてたのか、なんとも思ってないこと、



ごめん、みんなと同じように出来なくて、
墓参りにも行けない、

墓は色々思い出してしまうから、

真一郎の墓にも行ってない、
もしかして、場地は私が真一郎の墓参り行ってないから
気を使ったのか、、、?


やっぱ、わかんねぇや、

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作者名:さき | 作成日時:2021年11月8日 20時

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