忘れられない人22 ページ23
ブブッ
お?
『まんじろー、』
『おーい、万次郎〜』
マ「おう、」
元気ねぇな、パーちんが捕まったのがそんなに嫌か?
『どした?こんなところ呼び出して、』
マ「なぁ、A、俺、ケンちんと喧嘩した、パーちんを年少から出したくて、お金で解決しようとしたんだ、でもケンちんはダメだって言ったんだ、
でも、俺は見捨てられなくて、そのまま言い合いになった、俺が、間違ってることはわかってるけど、
でも、やっぱ、、、『ねぇ、万次郎』?」
『私ね、パーちんが長内のこと刺すんじゃないかってうすうす思ってたの、だって、ドラケンが長内と話してる時、パーちんナイフ持ってたし、』
マ「じゃあ、なんで止めなかったんだよ!」
『人を恨むって言うのはね、本当の自分を抑え込まなきゃダメなんだ、』
マ「本当の自分?」
『そう、私も昔、恨んでた人が沢山いた、大切な人も失った、もう私の人生は空っぽだったんだ、、
だから、人を恨んで生きてきた、、人を恨まないの生きてけないと思ってたから、、、
だから、パーちんが人を恨む気持ちがよくわかったんだ、、、
だから、その気持ちを止められなかった、止めてあげたくなかった、、、』
『、、、、、、ごめん』
マ「A、辛かったんだな、ごめん、攻めて、」
言ってしまった、自分のことを言うつもりはなかったけど、やっぱ、少し、不幸じゃないと生きてけないから、
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作者名:さき | 作成日時:2021年11月8日 20時