狂犬病にはご注意を。【今日から俺は！！】

其の十一 ページ12

あ「佐川がやられた…！？」





朝、猛に弁当を渡し、

るんるんしてる彼を見て、

るんるんしながら登校した私。





…るんるんしてる場合じゃなかったわ((るんるんって何





あ「開久か？」





三橋「それがちげーの」





まぁ、今さら佐川やってなんだって話だもんな。





三橋「東京で絡まれたらしい」





あ「はぁ？都会の野郎…許せねぇ」





伊藤「それで一つお願いが_____」





"キャーーーーー！"





あ「んだよ、うっせぇな」





廊下から突如聞こえた悲鳴。





相良「おい、A出せ」





あ「猛？！？！」





教室が、まあざわつくこと。





あ「なに、なにしに来たの」





10人くらい下っ端連れてるやん…





「「「姐さん！おはようございます！！」」」





あ「おう、おはよう」





相良「A、お前聞いたか」




あ「何を？」




相良「東京の奴が…」




あ「あぁ、佐川ね」




相良「は？」




あ「えっ？」




相良「東京の奴らが、千葉で暴れてる。

うちのも何人かやられた」




あ「は……？」





相良「おい、伊藤三橋」





三橋「あ？」





相良「彼奴らはお前らを探してる、

それがわかった以上Aをそばに置いておけねぇ」





あ「え、いや、」





伊藤「俺らも不安だし…相良がいるなら安心だな」





三橋「俺はゆるさねぇからなっ！ふんっ」





いや何をだよ。





あ「ていうか私、喧嘩強いの忘れないで？」





相良「忘れてねえよ。

ただお前は女だ。男に守られてればいいんだよ」





"キュン"




ちょっと猛、クラスの女子のハート掴んでるよ。




キュンキュンしちゃってるよ。




ほら、目がハートになってるよ()





相良「よし、荷物持て。開久戻るぞ」





モブ「うっす！」




あ「いや鞄くらい持てるわ」





モブ「持たせてください！」





あ「…よろしく」





相良「あ。あと」





教室を出ようとした時、猛が止まった。





相良「Aに手ェ出したら、

片っ端からぶっ殺してやるよ」





大丈夫、
私怖がられて男子に話しかけられないから。





今の発言でもっと怖がられたよね。





なんならそこの女子引いちゃってるよ。





三橋「クッソーーー！！！

学校来てまでA取って行きやがって！！！」





あ「私元々あんたのじゃねぇ」





ふざけたこと抜かしてたから、一発殴っといた。

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