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4話 ページ4

『あの、…1つ聞いていいですか?』

「なんですか?」

『なんで資料室なんか来たんですか?』

あそこに居た私が言うのも何だけど…資料室の存在を知ってる隊員の方が少ないかもしれない。

「あー実は使ってた端末がなんか使えへんくなりまして、俺の隊次のランク戦はやった事ないとこと当たるみたいで、データ取りに来たんですよ」

『…あ』

そっかなるほどランク戦。そういやB級のランク戦が始まってたな。

『ってことはB級の方なんですか?』

「そうですー。B級3位の生駒隊。聞いたことあります?」

『生駒隊…』

生駒隊…生駒…いこま…イコマ

「あっ」

「ありました?」

「生駒さんに…『えらい可愛い子やね』って言われた事が」

「…すんません。それがうちの隊長ですわ」

イケメン泣きぼくろサンバイザーさんは苦笑いを浮かべた。

『そうなんですか』

「あの人女の子見たら取り敢えず『かわいい』て声かけるんですわ」

『あ、なんだ』

そういうことか。

「あ、別にあなたが可愛くない言うてるわけやないですよ!?」

すごく動揺したような声が聞こえる。

『別にフォローしてくれなくていいですよ』

私の容姿については私が1番よく知ってるし。イケメン泣きぼくろサンバイザーさんの方が何倍も顔整ってるし。

「いやあなたは可愛いですよ」

『…イケメンにそういう事言われるとなんて反応したら良いか分かんないのでやめてください』

「えー本心やのにー」

『かっからかわないでください!』

「やから本心ですってば」

そんな事を言い合っていると医務室についた。

「、ここですね」

『あ、ありがとうございますえっと…イケメン泣きぼくろサンバイザーさん』

「いやちゃいます」

速攻否定された。いやツッコまれた。これが本場か…

『ごめんなさい名前伺ってなくて…』

「そういや名乗ってませんでしたね…隠岐です。隠岐孝二」

『おき、こうじ』

「あなたは?」

『あ、近衛A、です』

「このえ?」

『はい』

「Aちゃん?」

『…はい』

名前で呼ばれるとは思っていなくちょっと動揺してしまう。

「Aちゃんか…覚えましたわ。ほな」

『あ、はい』

手を振って隠岐さんは行ってしまった。

『なんか…読めない人だな』

隠岐さん、か。

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なや - 隠岐君!男前で、かっこいいです。 (2022年3月31日 12時) (レス) @page8 id: 8cf2aca477 (このIDを非表示/違反報告)
なや - 隠岐君!男前で、かっこいいです。 (2022年3月31日 12時) (レス) @page8 id: 8cf2aca477 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結心 | 作成日時:2019年7月6日 6時

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