あなたと居た時間６ (ページ7)

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隆弘side

まだ真っ暗の中初日の出を見るため

ファミレスを出て噴水公園に向かった。

冬の澄んだ空気と潮の香り

暖かい所から出てきたから余計に寒い。

美優を見るとほっぺが真っ赤。

気になるけど心配してないﾌﾘ。

繋いだ手は暖かいから…

公園に来てからそれぞれ好きなように過ごしてる

美優は、海辺の柵に凭れじっと海を見詰める

後ろから包み込み一緒に海を見た。

「真ちゃん達は良いの？」

「うん。美優と居たいから。寒くないか？」

「寒いよ(笑)だって冬だもん♪」

いたずらっ子の瞳をして笑顔

海の向こうがうっすらと明るくなり始めて

「見て見て。明るくなってきた。」

「おー♪」

白み始めた空の淡い色

「綺麗だね…。私、空の淡い感じ好きなんだ。
それに、大好きな場所から見れるなんて思ってなかったから凄く嬉しい…。
隆弘、来させてくれてありがとう。」

そう呟く美優に何も言えなくなって…

返事の代わりに抱き締める腕の力を強めた…。

そろそろ皆を呼ぼうかなって思ってたら

晃と美那が手を繋いで隣にきた。

その後に続いて皆もｗ

智「お前らだけ彼女連れてずりーな(笑)」

真「僻むなや。俺も１人やで！」

紗愛「私らだって１人だし。」

結愛「一緒にしないでくれる！私、彼氏居るし!!」

「あ～あ、美優といい雰囲気だったのにさ。お前らほんと騒がしい…」

智「にっしーに言われたくねぇー(笑)」

真「いつも１番煩いやんか！」

「もぉ。台無し(笑)」

腕の中でｸｽｸｽ笑う美優

俺らは、小学校からの付き合いだから気がね無く居られる。

でも、美優は？

知らない奴の話が出たり気使ってないかな？

楽しめてるならいいんだけど。。

なんて、余計な事を考えてた。

朝日が上り始めた…

新しい年、今年は美優を泣かさない。

Happyな１年にしよう。心の中で固く決心したんだ。