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隆弘side
どうしても買いたい物…
その話しをした途端に、暗くなった美優。
まぁ、予想してた通りの反応だけど…。
「俺のわがままだから、暗くなんなよ。」
「でも…。」
「でも、じゃ無くて、聞いて…。」
この前。姉ちゃん会った時…
マフラーのプレゼントの意味を、教えて貰った。
「マフラーのプレゼントの意味?」
「そっ。美優も去年、想いを伝えてくれただろ?」
「あ、うん。」
「それだよ!」
「……?えっと、わかんないだけど…」
「だから〜。俺の事が好きだって事(笑)
もぉ、後で調べて。」
さすがに口に出しては、恥ずかし過ぎて言えねぇ…
ただ、見るたびに、今も真司郎の想いがそこにある気がして苦しくなるのも事実。
無言でマフラーを外し、鞄にしまった美優
「ごめんね。私、意味とか知らなくて…。
けど、私は真ちゃんじゃ無くて、隆弘が好き。大好きなんだよ。。。」
泣きそうな顔しながら言われた台詞に頬が緩んで熱を持つ
「うん。知ってる(笑)俺もだし!てか、俺の方が大好き、溺愛する位だからな!」
困り顔しながら微笑む美優
やっと納得してくれた美優と二人でマフラーを探し
どんな服装でもつけれる、ふわふわで暖かそうな白のマフラーに決めた。
これも、ねぇちゃんに聞いたんだけどね。
白は何色にも染まるからw
俺色に染まれ。なんてね(照)
まぁ、これは、ないしょの話し…。
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作者名:ayu | 作成日時:2017年10月27日 7時