34 ページ34
隆弘side
近くのカフェに来てる。
スクールの奴等に絡まれてた美優
俺が気付かなかったらって思うと変な汗が出てくる。
「ビックリしただけだょ。」って微笑んだけど
俺の胸に飛び込んで来た時微かに震えて涙目で
胸に顔を埋めながら上着をぎゅっと握った姿
美優から何て珍しくて嬉しかった。
俺が守らなきゃって思いと同時に
恐い思いさせたアイツラにイラついた…。
「隆クンごめんなさい。喜んでくれるかなって思ったのに余計な事しちゃったね。」
俺を喜ばせる為に迎えに来てくれてたんだw
嬉しくて頬が緩むのが自分でもわかる♪
「そっか。そうだったんだ、むふふw」
「あのね、スクールの友達の事怒らないでね。私がちゃんと受け答えしなかったのが悪かったと思うの。」
「わかってるから、気使わなくて良いんだよ。」
「気なんか使って無いよ。」って小さな嘘
それが美優の優しさなのも
俺やアイツラの為なのも
わかってる。
いつも美優は優しい嘘を付く…
それが俺を不安にさせてるとも知らずに…。
52人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ayu | 作成日時:2017年10月27日 7時