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美優side





夕方の待ち合わせ。





バイトが終わるのが少し早かった私は隆クンの居るスタジオにむかって歩いた。






入口から離れた向かいのビルの前で隆クンが来るのを待ってる。






スタジオの扉が開いて出てくる人達。






数人の男の子がこっちを見ながら話していた。





「あの。もしかして西島の彼女?」



急に声を掛けられてびっくりしたのと



隆クンの彼女何て聞かれて恥ずかしいので声が小さくなる。




「……はい。」

「可愛い〜。顔赤くなった!」

「前にさぁ、レッスン見に来てたよね?」

「ねぇ。西島と待ち合わせ?」




って、次々に話しだす男の子達…




緊張しちゃって上手く言葉が出ない…




その間もどんどん話し掛けて来るから





どうして良いのかわからなくて焦ってた。



「……あの。えっと…」

「緊張してる?」

「マジ可愛いんだけど!」

「俺らとも遊んでよ!」

「ごめんなさい。隆クン待ってるから…」

「西島の事隆クンって呼んでんの?」




待ってるって言ってもどんどん進む話し…



段々距離も近くなってるから余計に焦って



返事もろくに出来ない



隆クンの友達

怖いって思うのは失礼だけど

でも…囲まれると怖い。

隆クン早く来て…





「おい。お前ら何やってんだよ!!美優おいで。」

「隆…」



男の子達の間をすり抜けて隆弘に飛び付いた。



「大丈夫か?」



抱き締めてくれる腕に

優しい声に安心して

頷くしか出来なかった。




隆「お前らさ、手だすなって前に言ったよな!」

「嫌。俺ら話し掛けただけだし。」

「そうそう。」

隆「知らない奴らが取り囲む様にしてあれこれ言ったらビビルと思わなかった?」

「前にも来た事あったじゃんか。」

「見学来てたろ!」



段々声色が変わり低くなって来た…



どうしよう。

止めないと。

隆弘怒っちゃう…。



真「おい。何揉めとるんや?」

「西島の彼女と話してただけなのにキレてんだよ。」




真ちゃんは、皆を諭し連れて帰ってくれた



揉めないです済んで良かった…




隆「恐い思いさせてごめんな。」

「私が急に来ちゃったから…」

隆「明日言っとく。」

「んん。本当に平気だから、揉めないでね。」

隆「でも、恐かったろ?」

「ビックリしただけだょ。」



喜ばせようとしたのに失敗しちゃった…。

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設定タグ:西島隆弘 , Nissy , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ayu | 作成日時:2017年10月27日 7時

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