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美優side



あの日の隆クンの言葉の意味をずっと考えてた。



「好きな子に触れたいって思うのは間違ってる?」



それは、間違って無いと思う。

隆クンの大きな手で撫でられるの好きだし

繋がれた手の温もりも

抱き締めてくれる腕の力強さも

キスすれば幸せだと思えるし…

それだけじゃ駄目なの。





「俺が自信持てないのは美優の身体に触れて無いからなのかもな…」




そう言って溜め息を溢した…




隆クンは経験があるけど

経験の無い私は躊躇ってしまう。

同じ気持ちになるまで待つって言ってくれた。

けど、それって私から切り出さないといけないのかな?

とてもじゃ無いけど、出来そうにないよ…






この頃、そんな事を考え込んでばかり居た私に気遣い結愛が声を掛けてくれた。




「ねぇ美優、たまには屋上に行かない?」

「うん。」

「最近少し暗いよね。何か悩んでる?」




何時もは相談しないけど…

経験者の結愛ならわかるのかなって話しを聞いて貰った。




「あの日そんな事が有ったんだ。」

「うん。」




彼女がコロコロ替わってたにっしーからしたら信じられ無いって笑う結愛




「にっしー本当に美優が好き何だね。」

「そうかなぁ…。」

「大切じゃなければ我慢何てしないよ(笑)」

「そうなんだ…」

「心も身体も繋がれば少しは安心出来るのは確かだよ。愛されてるって思えるし。」




そんな風に思えるんだ…





「でも、それだけじゃ無いと思う。お互いの気持ちが大切何じゃない?」

「そうなの?」

「褪せる必要は無いよ、にっしーはわかってると思う。」





でも、溜め息が溢れる程隆クンは不安なのかなって思うと胸が痛い。






「私から切り出さないと駄目なのかな?」

「駄目じゃ無いよ。
無理しなくて良いんじゃない?
美優がしたいなら誘うのも有りだけどね。
私だって自分から言っちゃう時もあるよ。」


そう言って可愛く微笑む結愛



私はどうしたらいいんだろう…。

やっぱり自分から言わないといけないのかな?

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設定タグ:西島隆弘 , Nissy , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ayu | 作成日時:2017年10月27日 7時

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