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隆弘side
台風の季節になって体調を崩す日が増える時
なるべく心配掛けない様にしているのか
約束の日でも急に予定が出来たとtalkが入る。
嘘付いてるのはお見通し。
根回しの出来ない美優だから、結愛と紗愛に連絡すれば直ぐに解る事。
普通に接して欲しいと言った気持ちに応えるのは大変で、どうしたら良いのか悩む事も増えた。
入院する様な大きな変化が無い限りは美優の思いを大事にしたい。
そんな中、向かえた俺の誕生日…
学校の日って言うのもあって出掛ける事は出来ないけど、放課後に待ち合わせた。
待ち合わせ場所にはマスク姿の美優…
「隆クンお誕生日おめでとう。」
「具合良くないのか?」
「平気。念の為だから…。でも、ごめんね。ケーキ作りたかったんだけど出来なくて。
買って来たの…」
「そんな事気にすんなよ。美優の体のが大事だろ」
「ありがとう。プレゼトも悩んだけど決まらなくて…。対した物じゃ無いの…。」
「バカ、気持ちだけでいいのに。
美優が居てくれれば他に何も要らない。」
話してても粗い呼吸…
「ごめんね。迷惑掛けちゃうから今日は帰るね…。」
そう言った美優の目はトロッとしてて…
「美優、ちょっとごめん。」
前髪を持ち上げておでこに触れるとかなりの熱さ…
「お前、熱あるじゃんか…。」
「平気、平気、大丈夫だよ。」
笑顔で否定するけど無理してる。
優にいに連絡を入れるとたまたま大学が休みで家に居た。
直ぐ様迎えを頼んで来て貰う事になった。
「誕生日なのにごめんなさい。」
泣きながら何度も謝る美優
「泣かない。無くと熱もっと上がるから。」
何で無理すんのかな…。
それから15分で来てくれた優にいの車に乗り込み掛かり付けの病院に行って貰った。
先生の話だと先週から風邪を引いてたらしく3日前から熱も出ていた。
幸い点滴で落ち着いて家に連れて帰れる。
家に着くと直ぐに着替えさせてベットに寝かせた…
今回は熱の風邪で喉には来て無いから発作は出てない。
お母さんが帰って来て事情を説明すると…
最近の様子を話してくれた。
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作者名:ayu | 作成日時:2017年10月27日 7時