あなたと居た時間６ (ページ16)

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隆弘side

晃が頼もしい♪

お陰で写真元に戻った♪

これで泣かせる事も無いし良かった♪

一時はもぅ、駄目だって悲しくなったけどね

隠し撮りも無事復活。

待ち合わせ場所に急いだ。

今日は寒いし危険のないｶﾌｪで待ち合わせ。

窓際の席で真剣な顔して何かを見てる

綺麗な横顔ｗ

ああいう凛とした所も好きｗ

「美優遅くなってごめんね。」

「そんなに待ってないよ。」

片付けしながらﾊﾆｶﾑ笑顔。

勉強してたんだ。

何かすげー。

学校以外で教科書何て開いた事無いし。

「勉強してたの？」

「うん。今日の所の復習だよ。もぅすぐﾃｽﾄだし。」

ﾃｽﾄか…留年しない程度にしかやってねぇな。

「あのさ。ﾁｮｺ全部返してきたから。」

「うん。ごめんね。」

「何で謝んだよ。美優は悪くないでしょ！」

「うん。隆ｸﾝモテモテだから。」

小さく微笑む美優。頑張ろうとしてる…。

「家に置いて有るﾁｮｺどうするの？」

「美優食べていいよ。」

「わかった。ケーキは食べるね！後のは…」

「ケーキか…待てよ！ケーキは俺のでしょ！」

「ﾍﾍ。騙されるかと思ったのに(笑)」

時々見せるいたずらっ子の顔、可愛いから許せるけどね。

「もぅ。ケーキは食べちゃ駄目ですー。」

「ねぇ隆ｸﾝ、貰ったのやっぱり食べる気になれないの。」

「俺は要らないよ。」

「だったら、他のお菓子に作り替えてもいい？」

「そんな事出来るの？」

「うん。物によってだけど。出来るよ。」

「美優が作るなら俺も食べる、一緒に食べよ♪」

「うん。」

ほんと。俺には勿体無いくらい良くできた子

俺、結構自己中な事してるって思ってるのに

１番いい解決方法を考えてくれる。

いつもいつも美優にして貰ってばっか。

今日の事だって言えばきっと笑顔でやってくれたはず。

美優の行き場の無い気持ちはどこに消えてるの？

ただ我慢する事を覚えさせてるのかも知れない…。