【鬼滅の刃】日本一慈しい鬼退治 肆

番外編5 ページ47

しのぶ「玄弥くん、お二人は鬼を倒したんですよね？」

玄弥「はい」

しのぶが顎に手を添えて考える

しのぶ「では血鬼術の効果が消えて、もしかしたら途中で戻るかもしれませんね。まぁ、その確証はないので薬の調合もしますが」

時透「ねぇ胡蝶さん。つまり早くて今日中には戻るかもしれないってこと？」

禰豆子と手を繋いでるAと玄弥を見ながら聞く

しのぶ「そうですね、、、その可能性が高いです」

時透「なるほど」

そういった後、時透がAを抱えた

不思議そうに首を傾げるAの頭を撫で、時透が言った

時透「じゃあ今日一日は僕が預かりますね」

「「「「「「「は？」」」」」」」

その場にいる全員が時透を見る

小芭内「おい待て時透。なぜお前が預かることになる」

時透「だってAが子供のままでいるのって今日までかもしれないんですよね？」

そこで全員ピンとくる

そうだ。胡蝶がさっき説明した通り、一日で戻る可能性が高い

つまり子供のAと過ごせるのは今日だけかもしれないのだ

この機会を逃してはいけない

しのぶ「待ってください。私はお二人を診断しないといけないので、ここは私が預かるべきでは？」

煉獄「だが胡蝶は薬の調合に手間取るだろう！俺が預かろう！弟の千寿郎とも仲良くなれるだろうしな！」

甘露寺「で、でも男の子ばかりの所ではAちゃんが大変だと思います！」

宇髄「そういう事なら俺の所は嫁がいるからこっちに来た方がいいんじゃないか？嫁なら子供の扱いがわかるだろうし」

義勇「、、、あまり騒がしい所ではAが疲れる」

実弥「それなら俺の所でもいいだろうがァ。弟もいるしな」

ちらりと玄弥を見ながら言う

口には出さないが久々の小さい弟を見れて嬉しいようだ

義勇「顔が怖い」

実弥「アァ！？」

小芭内「冨岡は静かすぎてAが困るだろう。不死川もAが怯えるだろうし、やっぱり俺の所へ来るべきだ」

義勇「ムッ」

実弥「揃いも揃って顔のこと言いやがってェ、、、そんなに殺されてぇのかァ？」

行冥「ここは年長者の私が、、、」

善逸「ちょーっと待ってください！やっぱりそこはいつも一緒にいる俺たちが預かるべきだと思います！こっちには妹の禰豆子ちゃんもいるし！」

カナヲ「、、、」ｺｸｺｸ

伊之助「フンっ！当然だ！」

禰豆子「むーー！」

皆が言い合っている時である

ボフンッ
突如血鬼術をかけられた時と同じように煙がまった

まさか、、、

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