慈しい百伍拾伍 ページ5
『行冥さん、ここは俺に任せてもらえませんか』
行冥「だが、、、」
『大丈夫です。ちゃんと斬ります』
行冥「、、、分かった」
『ありがとうございます』
鬼の元へ行き、しゃがみ込む
「ヒッ」
『君は人を喰った。だから斬らなければならない』
「っ嫌だ!痛いのはもう、、、!!」
俺を遠ざけようと出した爪が俺の手にあたり、血が出る
「ご、ごめんなーー」
鬼の頭を撫でる
「え、、、」
鬼が驚いた
『大丈夫』
「(優しい。今までの鬼狩りとは違う、、、俺を鬼ではなく、人として見てくれている)」
鬼の瞳から涙が出た
「もう人なんか喰いたくない、、、!でも俺、痛いのやだから鬼狩りから一生懸命逃げて、我慢できなくてまた人を喰って、、、」
『あぁ。今までよく頑張ったな』
「うわぁぁん!!ごめんなさい!ごめんなさい!!」
『落ち着いたか?』
「うん、、、ねぇお兄ちゃん」
『どうした?』
「俺、斬られるならお兄ちゃんがいい。もう決心ついたよ。俺の事斬って」
『、、、分かった』
「俺、やっと鬼から開放されるんだ、、、」
安堵した顔になる
鬼が目を瞑った
水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨
「お兄ちゃん、、、ありがとう、、、」
『来世では、幸せに』
鬼は崩れていった
『行冥さん、勝手な事をしてしまい、申し訳ありません』
行冥「いや、私は大丈夫だ。それより傷を見せてくれ」
手を差し出す
傷を見て行冥さんの顔が歪んだ
行冥「Aは優しすぎる」
『え、、、、』
行冥「鬼に慈悲を与えるのは構わないが、Aに傷ついては欲しくない。いつかAが壊れないか心配だ」
『行冥さん、、、』
行冥「辛い時があればいつでも私の所へ来るといい。言い伝えのことがあり、色々抱え込むと思うが無茶だけはしないでくれ」
『ありがとうございます、、、行冥さんも優しすぎますよ』
行冥「君限定だ」
『じゃあ俺の特権ですね!』
行冥「(伝わらなかったか)」
埋葬をし終わり、山を下りる
『今日はありがとうございました。傷の手当てまでしてもらって、、、』
行冥「いや、こちらこそありがとう。今日はAに救われた」
゙盲目でも悲鳴嶼さんは任務から逃げず鬼と立ち向かって来たんですよね?それって五感が優れていることよりも凄いと思いまず
『俺がですか?』
行冥「あぁ。本当にありがとう。また会える日を楽しみにしている」
『俺も楽しみにしています!』
なんか一番悲鳴嶼さんといい感じ
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眠いちゃん - 書きたいのでもう一回コメント失礼します …善逸の視点が面白くて神ですガチでありがとうございます (2023年1月4日 23時) (レス) @page18 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 尊○しそう…萌える← (2023年1月4日 23時) (レス) @page12 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - 神綺さん» 続いてますよ! (2020年7月21日 7時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - すみません、誤字りました… (2020年7月21日 5時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - リクエストってまだ続いたますか? (2020年7月21日 5時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モッチー | 作成日時:2020年5月12日 4時