番外編3 ページ39
一通り話を聞いたあと、Aは三人に顔を向けた
口を開く。三人は次の言葉を内心心臓がバクバク鳴りながら待った
『皆さん俺はもうこの前の事気にしてないですよ』
最初に言った一言がそれだった
しのぶ、実弥、義勇、小芭内の目が点になる
Aの言ってるこの前の事とは禰豆子を刺したことや、男と間違えたあの時のことである
この女、三人がそれぞれ誘っている理由がこの前の事を気にしているからだと思って疑わない
Aは「三人は俺と出かけたいんだな」とか微塵も考えてなかった
まぁ、そこがAのいい所である、、、悪いところでもあるが。
小芭内「、、、お前が気にしてなくともこちらが気にしているんだ。有難く受け取れ」
たが「そういう事ではない」と否定はしない
もし仮にここで否定すれば「ではどうしてですか?」と聞く返されるのが落ちだ
そうなったら「お前とただ一緒にいたいだけ」と恥ずかしい台詞を言わなければならない
三人はそれを避けたかった
なので義勇と実弥も小芭内に同意。
全てを理解してるしのぶは顔を背け、肩を震わせていた
勿論、怖くて震えている、とかではなく笑いを堪えているからである
『皆さんのお気持ちは有難いですが、やっぱりいつまでも迷惑をかける訳には行かないので、、、この話はお断りさせて頂きますね』ニコッ
こう言っておけば三人もこれから俺に気を使わず過ごせる、とAは考えて言った
だがどうだろう。
Aが気を使って言った言葉が三人に大ダメージを与えた
笑顔ではっきり断られた事にもダメージがきたか、それ以上に押し倒したり、手を繋いだりと頑張ったのに全く意識されていないと痛感したことへのダメージである
三人はピシリと止まって動かなくなった
しのぶ「ッふふ、、、」
しのぶは遂に声を出して笑ってしまった
『わざわざ来て頂きありがとうございます。せめて屋敷の外までお見送りしますね』
三人は頷くことしか出来なかった
色んな意味でA強し。
今回の勝負の参加者
冨岡義勇、不死川実弥、伊黒小芭内
審判
胡蝶しのぶ
結果
引き分け
理由
Aが絶対に誘いに乗らない頑固+鈍感だったから
以上、鈴音さんからのリクエストでした。
これは取り合いになっているのか、、、?
鈴音さん、あまり御要望通りにならなくてすみません(--;)
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眠いちゃん - 書きたいのでもう一回コメント失礼します …善逸の視点が面白くて神ですガチでありがとうございます (2023年1月4日 23時) (レス) @page18 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 尊○しそう…萌える← (2023年1月4日 23時) (レス) @page12 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - 神綺さん» 続いてますよ! (2020年7月21日 7時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - すみません、誤字りました… (2020年7月21日 5時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - リクエストってまだ続いたますか? (2020年7月21日 5時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モッチー | 作成日時:2020年5月12日 4時