【鬼滅の刃】日本一慈しい鬼退治 肆

慈しい百伍拾肆 ページ4

『それに柱になるまで努力してきた悲鳴嶼さんは凄くかっこいいです！尊敬します！』ﾆｺｯ

悲鳴嶼「、、、ありがとう。竈門炭治郎」

『はい！あと、竈門炭治郎じゃなくて炭治郎でいいですよ！』

悲鳴嶼「分かった。炭治郎と呼ばせてもらおう。私の事も下の名前で呼んでもらって構わない」

『ではお言葉に甘えて行冥さんと呼ばせていただきます！』

Aの優しさに触れて、男共から守らなければ、と思う悲鳴嶼だった









ｸﾝ

『匂いが濃くなってきました。こちらから匂いがします』

行冥「山の方面、、、匂いが濃くなってきたということは近いということか。運が良ければ夜になる前に鬼を倒せるかもしれない」

『昼間のうちに、、、行冥さんは今まで昼間のうちに鬼を倒したことがあるんですか？』

行冥「あぁ。何回かある」

『それって気配だけで夜になる前に見つけたってことですよね！？』

行冥「そうだな。たまたま遭遇した事もあるが、、、」

『凄いなぁ、、、』

行冥さんが俺の頭を撫でた

『行冥さん、、、？』

行冥「炭治郎には炭治郎の良さがある。胸を張りなさい」

！！

『ふふっ、、、ありがとうございます！』

優しい、、、

思わず顔がにやけてしまった

行冥「(可愛らしい)」

ｸﾝ
！！

ホワホワとした空気を纏っていると突然の悪臭

俺と行冥さんの足が同時に止まった

『行冥さん。あの、洞窟の中、、、』

行冥「そのようだな、、、」

行冥さんも気配で分かったようだ

ゆっくりと近づく

洞窟の中からグチュグチュと気持ち悪い音が響いていた

二人で覗き込む

そこではーー

「『！！』」

鬼が人を喰っている最中だった

昨日連れ去られた人か？

俺がもう少し早く来ていれば、、、！！

手に力が入る

すると俺の様子が可笑しいと思ったのか、行冥さんが俺を抱きしめた

行冥「炭治郎、落ち着くんだ。君のせいではない」

背中を撫でられる

ゆっくりと力が抜けた

『すみません行冥さん。ありがとうございます』

集中だA！

行冥「行くぞ」

『はい』

一斉に洞窟へ入る

「！！」

鬼がこちらに気づいた

『今からお前を斬る！』

「、、、」ﾋﾞｸｯ

俺たちが鬼殺隊だと分かったのか、鬼が怯える

「い、嫌だ！俺だって喰いたくて喰ってるわけじゃ、、、！！助けて！！」

後ろへ退る

もしかして鬼になったばかりなのか、、、？

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