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慈しい百漆拾陸 ページ26

俺の膝には規則正しい呼吸音

常中、ちゃんと出来てる

『二人とも頑張ったな』

「むー」

!!

この声は、、、

二人を起こさないようゆっくり振り向く

『禰豆子、、、!目が覚めたんだな』

禰豆子「むー!」

頭を撫でる

禰豆子は心地良さそうに目を細めた

本当に良かった

禰豆子の視線が善逸と伊之助に向く

禰豆子「ム!むー!!むー!!」

すると禰豆子が怒り出した

『シー!二人とも疲れてるから、、、!もしかして、禰豆子も膝枕して欲しいのか?』

禰豆子「フンフン!」

頷く

『そうか。でも今日は伊之助と善逸の番だがら』

禰豆子「むーー!」

『お、落ち着いて!』

『じゃあ今日は姉ちゃんと寝よう?それでいいか?』

禰豆子「!フンフン!」

『分かった。冷えるだろうし、先に寝室へ行ってくれ。俺も後で向かう』

禰豆子は大きく頷くと先に寝室へ向かった







さて、そろそろ二人を起こそう

『善逸、伊之助起きて』

肩を揺する

善逸「んー、、、A、、、?」

先に善逸が起きた

『あぁ。寝室に戻ろう。風邪をひく』

善逸「、、、A」

『どうした?』

善逸「訓練場に来る前心臓の音凄かったけど、何かあった?」

!!

そうだった、、、善逸は耳がいいんだった、、、周りに人がいないからって油断してた、、、

頭を抱える

善逸「、、、俺に言えない事?」

『、、、言いにくいことは確かだ』

指を舐められただなんて恥ずかしくて言えない

善逸「ふーん、、、」

匂いが変わる。それに目つきも、、、

藤の花の家紋にいた時と一緒だ
※捌拾壱話

『ぜ、善逸、、、?』

善逸が起き上がり、俺に顔を近づけた

伊之助がまだ膝にいるため逃げることが出来ない

善逸をこれ以上近づけさせないよう手で押す

善逸はその手を掴んだ

その動作が錆兎と重なる

バシッ
思わず手を振り払った

顔が赤くなる

落ち着け落ち着け。目の前にいるのは善逸。錆兎じゃない

善逸が払いのけられた手を見つめたまま動かない

『善逸悪い。そんなに痛かったか、、、?』

心配で顔を覗き込んだ瞬間息が止まった

そんな俺に善逸が微笑む

目が笑ってない、、、!!

善逸「俺思うんだよね」

『な、何を?』

恐る恐る聞く

善逸「Aみたいな性格を相手にする時は言いたくなるまでとことん責めた方がいいって」

口角が引き攣る

善逸「A」ニコッ

『、、、ハイ』

善逸が更に顔を近づける

俺は身の危険を感じ、最終手段を出した

『しのぶさーーん!!!』

慈しい百漆拾漆→←慈しい百漆拾伍



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眠いちゃん - 書きたいのでもう一回コメント失礼します …善逸の視点が面白くて神ですガチでありがとうございます (2023年1月4日 23時) (レス) @page18 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 尊○しそう…萌える← (2023年1月4日 23時) (レス) @page12 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
モッチー(プロフ) - 神綺さん» 続いてますよ! (2020年7月21日 7時) (レス) id: 982b2a960d (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - すみません、誤字りました… (2020年7月21日 5時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
神綺 - リクエストってまだ続いたますか? (2020年7月21日 5時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モッチー | 作成日時:2020年5月12日 4時

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