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他愛ない話をしながら、駅前に
向かって2人並んで歩く。
すっかり暗くなった道に手を繋いだ
私たちの影がぼやぼやと映ったり消えたり。
街の灯りがより一層、“冬”を演出している。
だけど、寒くないよ。
こうやって一緒にいるだけで
心がすごくあったかくなるから。
工藤「イルミネーション、まだついてないね。」
点灯時間の6時半になっていないから、
まだ薄暗くて寂しい雰囲気の駅前。
点灯まで、あと3分ってところかな(笑)
工藤「ベンチ、座っとこっか(笑)」
A「……うん。」
工藤くんの優しい手が、私の手を引く。
ベンチに座って、息を吐くと、
寒くて白くなった息が空に消えていった。
A「…はぁ〜っ、寒いね。」
工藤「………。」
A「……工藤…くん?」
工藤「………A。」
A「……はい。」
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工藤「死ぬまで一生、一緒にいよう。」
私の唇に、何かが優しく触れた。
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なな - すごく感動しました…!とっても素晴らしい作品と出逢えました!! (2021年8月12日 12時) (レス) id: 7dd4753f69 (このIDを非表示/違反報告)
紗那(プロフ) - めちゃくちゃ感動しました…!大好きな人の名前を入れて読みましたが、人柄が似ていて泣けました…!!最高の作品をありがとうございます! (2020年2月16日 0時) (レス) id: a5ce07c098 (このIDを非表示/違反報告)
咲久 - 感動ですっ! 涙出てくるぐらい感動しました。素晴らしい作品をありがとうございます。 この話が読めて、本当に良かったです。 (2019年10月27日 15時) (レス) id: 7ec252dae0 (このIDを非表示/違反報告)
うゆゆ。(プロフ) - 苺さん» そんなふうに言って頂けて、すごく嬉しいです!ありがとうございます!!! (2018年11月23日 19時) (レス) id: 0681083c4f (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 涙が止まりませんでした泣うっかり好きな先輩の名前で設定してしまい、その先輩と小説の先輩がそっくりだったので、ずっと泣いてました。感動です。素晴らしい作品をありがとうございます。わたしもこんなのが書けるようになりたいな!←絶対無理 (2018年11月21日 20時) (レス) id: 26ec7aacd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うゆゆ。 | 作成日時:2018年8月27日 11時