先輩、キミは覚えていますか？[続編]

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＊＿ 工藤 side



12月になって、寒さが増してきたこの頃。



女子1「駅前のイルミ、いいらしいよ〜！」


女子2「そうなんだぁ。行きたいなぁ…。」


女子3「行こうよ！早く病気治して！！」



同じ病室の中学生くらいの女の子達が

盛り上がって、話をしている。



駅前のイルミネーションか……。

A、誘って行ってこようかな。


「よくなったらイルミ見に行こう」って

約束したし。右手もだいぶ、よくなったし。




泰綺「……イルミネーション行きたいなぁ。ってか？(笑)」


工藤「うわっ、泰綺…！！？」


泰綺「うわっ、てなんだよ。せっかく来たのに。」


工藤「ごめんごめん。」


泰綺「ま、いいけど。ケーキ買ってきたよ。」


工藤「おー、さんきゅ(笑)」


泰綺「……あと、これ。」




泰綺が差し出したのは、

カランコエの花。

花言葉は、『あなたを守る』




工藤「……ぶはっ！！(笑)」


泰綺「なっ、なんだよ！！///」


工藤「守ってくれるんだ。

泰綺らしくないけど、ありがとう(笑)」


泰綺「…お、おう。」



やっぱり、辛い時そばにいて、

僕を笑わせてくれるのは昔から泰綺だな。


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