先輩、キミは覚えていますか？[続編]

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──────10月。


季節の変わり目というのがやってきました。

私、大久保Aは風邪をひいて学校をお休み中。


工藤くんに会いたいなぁ……。

でも、工藤くんは高校3年生だから

受験勉強で忙しいはずだし……我慢しますか(笑)



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A「ふわぁぁ……っ」



なんかぼーっとしてたら、眠くなってきた。

うん、寝よ(笑)



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────────ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ


A「……んっ…？」



で、電話……？

……って、工藤くんからじゃん！！！



A「…っ、もっしもし！！工藤くん！？！」


工藤『うん。A、元気そうだな(笑)』


A「だって！！そりゃあ、工藤くんから電話かかってきて嬉しいから……っけほ、けほっ…。」


工藤『……ちょ、大丈夫なの？咳出てるけど。』


A「うん！！全然元気だよっ……ごほっごほっ…、」


工藤『元気じゃないじゃん。』


A「咳がちょっと出るだけだって！！」


工藤『もうちゃんと寝てなよ？』


A「……はーい。」


工藤『じゃ、またn…』


A「え、やだまって。……もっと話したい…」


工藤『……今から、講義だから…。

……放課後、会いに行ってもいい？』


A「えっ…いいの？！…会いに来てくれるの？！」


工藤『うん、会いに行く。だから寝てなさい(笑)』


A「わかった。おやすみ！！」


工藤『おん、おやすみ(笑)』




昼間なのに「おやすみ」ってなんか、

不思議な気がしたけど、会いに来てくれるって。


嬉しすぎて余計に眠れないや(笑)


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