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三理さんは賭け代の血清を３つテーブルに出した。
…でも、まだゲームは終わっていない。あと1回戦、芽亜里達が勝利しないと血清は手に入れられない。
るな「はい、これで支払いはオッケー！でももう一つやることがあったよね？
��敗者は針に指を刺す��！」
三理「…三欲、私はもう血清を持っていない。私の分を用意しておいて」
そう言う三理さんの前に、剣山が置かれていた。
涼太「こ、これどうやって使うんだ！？早く夢子に……」
るな「え？2人とも何言ってるの？」
すると、黄泉月さんの声が低くなった。
るな「ニム零式は3回戦まであるんだよ。ギャンブルの途中でチップを消費していいわけないじゃん！
血清は完全決着まで使わせない！」
涼太「そんなッ……！！」
るな「これはディーラー命令だよ〜ん！」
『……。
鈴井さん、大丈夫よ。あと1回戦だけ頑張って』
そう諭すと、鈴井さんは渋々と席についてくれた。
三理さんは三欲さんと何かアイコンタクトを取った後、目の前の剣山に指を刺した。
……恐らく摂取した毒は、作用が遅れて来るものだ。
正直不安だが、夢子の身体もあと1回戦ぐらいなら持つだろう。
…お願い。どうか勝って…
誰かの命が犠牲になるところを私はもう見たくない。
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るな「それじゃ、3回戦！カード配るね〜！」
3回戦が始まると、黄泉月さんは再びカードを配り始めた。
……うん、さっきと同じシャッフル法だ。
芽亜里「…鈴井」
涼太「…！あ、あぁ…」
芽亜里が促し、鈴井さんが先程と同じようにカードを公開した。
るな「お次はベッティング！鈴井くんからどうぞー！」
涼太「…ベット、5票」
三欲「…レイズ、300票」
三欲さんが300票の代わりとなる血清3本を出す。
…さっきの負けを取り返すつもりか
次は芽亜里の番だ。何やら考え込んでいるようだが_____________
芽亜里「__________レイズ」
「10000票」
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作者名：サナ | 作成日時：2022年3月30日 18時
