＊大喧嘩 ページ26
それからというもの、少しスケジュールは押してしまったけど、問題なく仕事を終えることはできた。
あれだけ大きな衝突があっても、誰一人として仕事には一切そんな様子を見せなかった。
そこは本当にプロだなって思ったし、流石だと思った。
でも……
大和「だから、その程度で割り切れるわけねぇっつってんだよ」
ヴァン「じゃあ、Aちゃんにずっと付き人でおってもらう代わりに、アイドルはやめてもうっちゅうんか？」
大和「そうじゃねぇよ！！」
ナギ「逆に聞きたいんだけど、なんでそこまであっさり割り切れるわけ？Aとはそんなに短い付き合いじゃないでしょ？」
綺羅「寂しくない、わけじゃない」
瑛二「ここにいる全員、ナギたちと気持ちは同じだよ。でも……それでも仕方がないことだってあるよ」
ナギ「仕方がないって、何それ」
帰ってきた瞬間、メンバー同士の言い合いが止まらない。
今まで軽い衝突はあったにせよ、ここまで大きな、しかもメンバー全員でのケンカなんて初めてだ。
原因は私なのに……なんて言ったらいいのか、わからない……
私だって、できることならこのままみんなと一緒にやっていきたい……
でも……
大和「おい瑛一。てめぇはどう思ってんだよ。楽屋でこの話が出てから、てめぇだけなんにも言わねぇ」
瑛一「……俺個人の意見を言えば、AはHE★VENSになくてはならない存在。だが、A自身が望んでいることならば、引き止めるつもりはない」
大和「はっ。結局てめぇもそっち側かよ」
ナギ「瑛一だってわかってるでしょ？Aが僕らにとってどれだけ……」
瑛一「わかっている。わかっているさ……だからこそ……“まだ”、結論が出せないんだ……」
瑛二「まだ……？それって……」
大和「んだよそれ……！！はっきりしやがれ！！リーダーだろうが！！」
遂に頭に血がのぼった大和が、瑛一に掴みかかる。
それを瑛二やヴァンが必死になって止めてる。
なんで……私は、見てるだけなの……？
私がちゃんと言わなきゃいけないのに……
ちゃんと決めなきゃいけないのに……！！
こんな……曖昧なままじゃ、ダメなのに……！！
皆のこんなところ見ていられなくて……
何も言えない自分が、どうしようもなく情けなくて……
私は、逃げるようにその場を離れた。
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十九 雷音(プロフ) - レン大好きさん» コメントありがとうございます！了解いたしました！集計終わるまでもうしばらくお待ちください (2017年4月15日 0時) (
レス) id: c9d99963ee (このIDを非表示/違反報告)
レン大好き - うたプリ単体だったら誰でも構いません。 (2017年4月14日 20時) (レス) id: 1ed5a5bed0 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» 期待に応えられるようにがんばらせていたしました！いただきます((((;゜Д゜))) (2017年2月5日 12時) (レス) id: c9d99963ee (このIDを非表示/違反報告)
RUI(プロフ) - 十九 雷音さん» はわわ、そうだったんですか！？この主人公ちゃんにも何か辛い過去が………さらに続きが楽しみになってきましたーーー！！！！ (2017年2月5日 11時) (レス) id: 88b1fe7b13 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» ひぇぇ勿体なきお言葉です((((;゜Д゜))) 最初ナギ、オフで主人公ちゃんを連れ回して、主人公の過去を聞いちゃう話だったのですが、流石にナギだけが聞くのはなと思いこちらに(￣▽￣;) 同時に瑛一は一番最後の予定でした(￣▽￣;) (2017年2月4日 22時) (レス) id: c9d99963ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十九 雷音 | 作成日時：2017年1月1日 21時
