＊残っているお仕事 ページ13
そうしてバタバタしながらも、無事に一日が終了。
皆揃って帰ってきて、夕飯を食べて……
本当に何事もなく、平和な時間が過ぎていった。
そうこうしている間に、もうすっかり夜も更けて、皆それぞれ部屋に戻って眠ってしまった。
いつもなら、私もこのまま寝るんだけど、今日はそうはいかない。
仕事が一つ、まだ残っていた。
今度出演する番組のインタビュー、あらかじめここに回答をお願いしますって資料をもらってる。
締め切りはまだそんなに近くないけど、このところ皆の仕事が増えてきてるから、あんまり先延ばしにしちゃうと結局できなくなっちゃいそう。
それに、ギリギリに出すより余裕をもって出した方が、先方も助かるだろうし。
そう思って私は、誰もいなくなったリビングで、一人でお仕事。
部屋に行くと疲れが出て寝ちゃいそうだし、なんとなくここにいたほうがはかどりそうだったからね。
「A？まだ起きてたの？」
A「ん？あぁ、瑛二。起こした？」
瑛二「いや、平気だよ」
後ろから声がしたと思ったら、いつの間に下りてきていたのか、瑛二がいつも通りふわっとした笑顔を浮かべていた。
瑛二「こんな遅くまで仕事？」
A「うん、インタビューの回答、書かなきゃいけなくて……」
瑛二「インタビュー？締め切り、近いの？」
A「ううん、まだ全然。けど、余裕持って送った方が、先方も動きやすいだろうし。それに、なんだかんだでいつもバタバタしちゃうしね」
瑛二「相変わらず仕事熱心だね。でも、こんな時間まで夜更かししてるのは、いただけないなあ」
そう言って、私のおでこをちょんとつつく瑛二。
なんか、子ども扱いされてるみたい……
A「私だって子供じゃないんだよ？このくらい平気」
瑛二「俺から見れば、充分子供だよ。それに、あんまり無理をして、倒れたりしてほしくないんだ。シオンも言ってたけど、君が欠けたら、HE★VENSは不完全になっちゃうから」
そう言いながら、優しい笑顔で頭を撫でる瑛二。
その言葉と仕草が少し嬉しくて、なんとなく安心していた。
瑛二は瑛一の弟だけど、時々こういうお兄ちゃんっぽいとこあるよね。
私が年下だから、そう感じるだけなのかもしれないけど……
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十九 雷音(プロフ) - レン大好きさん» コメントありがとうございます！了解いたしました！集計終わるまでもうしばらくお待ちください (2017年4月15日 0時) (
レス) id: c9d99963ee (このIDを非表示/違反報告)
レン大好き - うたプリ単体だったら誰でも構いません。 (2017年4月14日 20時) (レス) id: 1ed5a5bed0 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» 期待に応えられるようにがんばらせていたしました！いただきます((((;゜Д゜))) (2017年2月5日 12時) (レス) id: c9d99963ee (このIDを非表示/違反報告)
RUI(プロフ) - 十九 雷音さん» はわわ、そうだったんですか！？この主人公ちゃんにも何か辛い過去が………さらに続きが楽しみになってきましたーーー！！！！ (2017年2月5日 11時) (レス) id: 88b1fe7b13 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» ひぇぇ勿体なきお言葉です((((;゜Д゜))) 最初ナギ、オフで主人公ちゃんを連れ回して、主人公の過去を聞いちゃう話だったのですが、流石にナギだけが聞くのはなと思いこちらに(￣▽￣;) 同時に瑛一は一番最後の予定でした(￣▽￣;) (2017年2月4日 22時) (レス) id: c9d99963ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十九 雷音 | 作成日時：2017年1月1日 21時
