*無愛想な先輩 ページ11
「おはようございます」
嶺二「おっ!!ランラーン!!おはよーちゃーん!!」
あんまり聞き慣れない低い声がしたと思えば、笑顔でブンブンと手を振っているれいちゃん。
その先には、特徴的な左右違う色の目をした男性がいた。
あ!!あの人、黒崎 蘭丸さんだ!!
まいらすのもう一人のMC、黒崎さんだったんだっけ。
A「おはようございます!!ゲストとして共演させていただく、由野 Aです!!今日はよろしくお願いします!!」
テレビや雑誌とかでは何度も見たことあったけど、直接会うのは初めてなため、ちゃんと挨拶しなければと思い、私は黒崎さんの前で頭を下げた。
すると、黒崎さんは小さくため息をついて、『黒崎 蘭丸だ』とだけ言って、不機嫌そうにそっぽを向いてしまった。
あれ?なんか、怒ってる……?
嶺二「もうランランってば、せっかく挨拶に来てくれたんだから、もうちょっと優しく……」
蘭丸「うるせぇ。こっちは仕事だから来てんだ」
嶺二「仕事だからって、そんなちべたい……って、ちょっとお!?ランラーン!?」
れいちゃんがフォローに入ってくれたけど、黒崎さんは完全に無視してどこかに行ってしまった。
れいちゃんも、どうしたものかと言わんばかりにため息をつくと、苦笑いで私を見た。
嶺二「ごめんね。ランラン、女の人苦手らしくてさ。最初はいつもああなんだよね」
A「あ、ううん、私は平気。それより女の人苦手だったなら、ちょっと悪いことしちゃったかな……」
嶺二「そんなことないよ。この業界じゃ礼儀はすっごく大切だし、ちゃんと自分から挨拶したのは偉かったよ」
『ランラン、見た目からしてすっごく取っ付きにくそうだし』
と、苦笑いするれいちゃん。
取っ付きにくそうって言われれば確かにそうかもしれないけど……
HE★VENSの皆と初めて会ったときで、もう慣れちゃったから平気なんだけどね。
でもまあ、“女の人苦手”って聞いちゃったし、それ知っててあんまりグイグイ行くのも悪いから、無闇に近づくのはやめておこうかな。
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十九 雷音(プロフ) - レン大好きさん» コメントありがとうございます!了解いたしました!集計終わるまでもうしばらくお待ちください (2017年4月15日 0時) (レス) id: c9d99963ee (このIDを非表示/違反報告)
レン大好き - うたプリ単体だったら誰でも構いません。 (2017年4月14日 20時) (レス) id: 1ed5a5bed0 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» 期待に応えられるようにがんばらせていたしました!いただきます((((;゜Д゜))) (2017年2月5日 12時) (レス) id: c9d99963ee (このIDを非表示/違反報告)
RUI(プロフ) - 十九 雷音さん» はわわ、そうだったんですか!?この主人公ちゃんにも何か辛い過去が………さらに続きが楽しみになってきましたーーー!!!! (2017年2月5日 11時) (レス) id: 88b1fe7b13 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» ひぇぇ勿体なきお言葉です((((;゜Д゜))) 最初ナギ、オフで主人公ちゃんを連れ回して、主人公の過去を聞いちゃう話だったのですが、流石にナギだけが聞くのはなと思いこちらに( ̄▽ ̄;) 同時に瑛一は一番最後の予定でした( ̄▽ ̄;) (2017年2月4日 22時) (レス) id: c9d99963ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十九 雷音 | 作成日時:2017年1月1日 21時