兄の配信中にやらかしました【すとぷり】

第4話 ページ5

お願い誰か早く来てぇ！！！


そう願うとドアがそろーりと開いた音がした。



救世主きた？！え？Amazonじゃなかったの？？



そして後ろからそっと大きい手が伸びる。


『すみませんありがとうございます···！』

私は小声でお礼を言う。





いや待ってめっちゃいい匂いする。

やばいやばい、近い近い

後ろ向きたいけど向けない。

え、どちら様？兄ちゃんの知り合い？？

え？え？




そう頭でぐるぐると考えながら1時間が経ち兄ちゃんの放送が終わった。



「さとみくん、ごめんありがと」

「おう！」

『え？！さとみくん！？』




「ちょ、A危ない！！」




兄ちゃんは落ちてきた機材を見事にキャッチした。


「えーと、Aちゃん？俺が代わるよ」

『すみません！ありがとうございます！』





うん、ありがとうございますなんだけど、え、なんで？本物？


うそ、泣くよ




「ちょっとA！放送中は部屋に入るなって言ったじゃん！」

『ごめんって！！』

「まぁ、ころん。そう怒るなってw」




「さとみく〜ん、大丈夫？？」

「大丈夫じゃなーい」

「俺手伝おうか？」

「莉犬じゃ無理だww」

「はぁ！？おまっ！ふざけんなよwww」




え、待ってこれどういう状況。
え、なんですとぷりの皆さんがいるの？
え？助けに来てくれたの？

え、まってむりぃぃぃ！！！

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