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刹那。
雲雀の足元で何かが破損したような音がして。
爆音と爆風が、並盛高校とその一帯を駆け巡った。
全身に感じる熱と衝撃に息を呑みながらも、雲雀はなんとか空中で体勢を整える。
煙で状況が把握できない。
そして彼は何が起こっているのかも、咄嗟に判断することはできなかった。
「！」
局地的に煙が晴れたので、2人のうちどちらかが動いたのかと反射的にそちらを見る。
…いない。
(Aと、小動物が＿＿＿＿)
直後、鋭い殺気を感じた彼が首を傾けると、炎を纏った拳がすぐそばの空を切った。
まさか、予期していた？今の謎の爆発を？
(へぇ…爆発に乗じて、僕を攻撃したんだ)
Aを舐めてたのは、こっちだったみたいだね。
凶暴な笑みをたたえると、雲雀はトンファーで強烈なカウンターをツナの鳩尾に叩き込んだ。
弾き飛ばされたツナは、昇降口の方まで吹っ飛ぶ。
次いで、竹刀での突きが閃いた。
それを避けて竹刀を弾くと、青いペンキが目前に迫る。
彼女が、煙で見えなかった右手に持っているのはペイント銃。
片手で突いて、避けて隙を見せた瞬間に叩く。
しかし雲雀は、脅威的な反射神経でそれを避けた。
青いペンキが頬を掠める。
Aは目を見開きながらも、弾き飛ばされ空中を舞っていた自らの竹刀を、フライを取る要領でキャッチした。
「さすが兄様です。まさか本当に避けられるとは」
「当たり前だよ。それに可能性は考えてたんでしょ？」
「成功の可能性はフィフティー・フィフティーぐらいかと。
一芝居を打つ価値はあると思われましたので」
彼らは盗聴器に気づきながらも、わざと会話を聞かせていたのだ。
並盛高校に向かうことも。それから竹刀を使うことも。
そして、山本達が来ると芝居を打ったのだ。
本当は8時に決着がついた戦いを、8時半に始まったと見せかけて、
雲雀が並盛高校に来る前に、校門前にダイナマイトを仕掛ける工作を行ったのである。
「これがダメなら、次の一手です。
これはチェスではないので…、
さし間違えてもやり直しが効きますからね」
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やっさん - さにー☆彡さん» 並盛学校は、ボンゴレ絡みの戦闘に、ちょくちょく？巻き込まれる・・・。これは、校舎の壁や床天井に、数センチの鋼鉄でめ入ってないと、校舎がもちそうもない笑汗。 (2019年4月16日 20時) (携帯から) (
レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - この、シリーズは、難しいです。何度か、読みなおします。 (2019年3月10日 12時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - (ФωФ)さん» イタリア語で『名前』という意味なんです！わかりにくくてすみません！ (2017年12月19日 18時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
(ФωФ) - 設定の『NOME』って、『NAME』じゃ無いんですか？ (2017年12月19日 18時) (レス) id: ded5092e92 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - かなはるさん» 友達に教えてもらったネタです！とっても面白かったので採用させて頂きました！自分でもいずれ調べてみたいと思ってましたw (2017年3月5日 12時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sunny
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年1月22日 18時
