すのぴ９

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―――蓮はたくさんの有名女優さんと共演が増えて、いずれわたしよりいい人に惹かれるかもしれない。


それは、わたしが蓮に見合ってないってことだ。


蓮の隣にいられるよう頑張るから。


わたしのこと、見捨てないで。




目「バカだな。俺がA以外の女選ぶかよ」


「ううっ…」


目「こんないい女、俺から離さねぇ」


「蓮っ…」


目「泣きやんでよマジで。A泣かせてる自分が許せないから」


「ぐすっ…うう…」




蓮は涙を拭いながら、なだめるようにキスをしてくれた。


蓮からのキスは安心する。




目「俺生涯Aだけなの。わかる？」


「ん、うんっ」


目「俺のこと信じてくれる？」


「うん、っ、しんじるっ」


目「よかった…愛してるよ、A」




頬を捉えられてまたキス。


蓮からの愛情は、これっぽっちも疑いようがない。


ちょっとでも裏切られるかもって思った自分が間違ってた。




ぐうう、と蓮のおなかが鳴った。




目「あー…」


「…ふふっ。ごはん食べよっか」


目「うん。そのあとAも食べるよ」


「…ん」




蓮の活躍する姿を見ていたら、わたしも頑張りたいって起爆剤になる。


素敵な関係だ。


今日はもう、お互いオフタイム。


たっぷり甘えちゃおう。




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