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自分の家であるはずなのに、こんなに心地悪いのは初めてだ。






俺はそのまま引きずられ、自室のベッドに突き飛ばされた。












A「……














さすが、汚職に塗れた警官殿はやる事が違ぇなァ。











勝手に合鍵作ってご丁寧に俺の帰りを待ってたってことか?




このクソ野郎。」





相手であるうさちゃんを睨みながら、警戒をする。




銃兎「おやおや、いつまでも家に帰っていないので、心配で来てあげたんですよ。





もしかしたら、孤独死してしまっているかも知れませんし、」



A「…… これだからヨコハマはリスクが多すぎて嫌いなんだ。




イケブクロの方がよっぽど平和だな。」









クソ、扉の前にうさちゃん。




真後ろはベッドと壁。









そして、窓。










…… 逃げる道なんてひとつしかない。







銃兎「出雲?私から逃げられると思ってるんですか?





観念して、…… いい加減私だけのモノになりなさい。」




…… ハッ、誰がお前のもんになるかよ。










第一、俺が何処のディビジョンにも属さずに放浪しているのは





誰かに行動を制限されたり、誰かの下につくのが大嫌いだからだ。









俺が欲しいのは、自由と平和だよ。






…… だからヨコハマは嫌いなんだ。









考えろ、まずは逃げる筋道を…… 描け。





銃兎「ふふ、ようやく諦めましたか。




なら、貴方から私の腕の中に収まりなさい。」







優しく腕を広げ、愛に歪んだ顔で俺に微笑みかける。







今だ。








俺は枕の下に隠してあった閃光弾をうさちゃんの足元に投げつける。






銃兎「ぐぁっ、?!しまった…… !」






目を潰した瞬間に、俺は背後の窓をぶち破り、地面へ向かって落ちていった。























ドスン、と鈍い音と、全身に広がる痛み。








ァぁ…… 痛い。





ゆっくりと起き上がる。





【幸運な事に】身体に痛みが残るのみで、特に大きな怪我などはなかった。









そこから、俺はうさちゃんから逃げるように走った。

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アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時

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