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ジャンジャン稼いで換金した俺は、アリスちゃんがいるのでは、と思いホール内を歩くと、思った通りスロット台と睨み合っているアリスちゃんが居た。
台は、光ってもいないのに左のリールから7が揃っており、あとは右リールを揃えるだけだった。
A「…… ていっ、」
俺は、勝手にボタンを押してやった。
すると、【幸運な事に】見事7が揃い、愉快な音楽が流れる。
A「あっちゃー、外すつもりだったのにビタ押ししちまったか。
ま、アリスちゃん的にはラッキーな感じ?」
彼の顔をのぞき込むようにして身体をかがめると、アリスちゃんは俺の顔を見た瞬間、目を見開いた。
帝統「…… ぁ、ひ、より?」
A「やっほ、元気にペカらせてる?」
折角の大当たりなのに、それを消化せずに俺に抱きついてくる。
帝統「おまえっ、…… ほんとに、日和、なんだな、?」
A「うん、俺だよ。」
少し声が震えている彼の背中を優しくさする。
A「積もる話もあるだろうし、さっさとそれ消化して、外出ようよ。」
アリスちゃんは元気よく頷いて消化していたが、
この後ペカり地獄が始まったのは言うまでもない。
*********
帝統「…… あんなにペカったの初めてだ。
やっぱり、日和は俺の幸運そのものだな!」
A「今日稼いだ分、直ぐに使わないで貯金しろよ?
じゃないと、俺がいた意味が無い。」
二人で笑いながら歩いていると、俺は突然後ろから誰かに抱きしめられる。
…… この感じ、知らねぇ。
できる範囲で後ろを向こうとすると、視界に栗色の綺麗な髪の毛が見えた。
A「…… 夢ちゃん?」
これは驚いた、夢ちゃんが俺を抱き締めてる。
幻太郎「…… い、きてる。…… あなたが、」
A「って事は、やっぱり俺が死んだって出回ってたのか。
…… なるほど、それぞれの名前でも対処してくれたってことか。」
少しボソリと言った言葉に、夢ちゃんは不思議そうな顔をしていたけど、俺は誤魔化すように頭を撫でてやる。
すると、夢ちゃんは俺の首に顔を埋めた。
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アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時