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取り敢えず、どこかに留まるのは良くない。
とにかく移動し続けなければ、…… 先読みをされないよう、不規則に。
…… こんなんじゃ、おちおち寝てもいられない。
…… それに、また【追われる日々】が始まるのか。
…… 誰にも迷惑はかけらない。
そう思いながら、隠れるように道を進んで行く。
すると、突然着メロが響く。
…… 俺が昔に使っていたガラケーだ。
俺が電話に出ると、相手ははー様だった。
左馬刻《おい、ニュース見たぞ。
あれ、狙われてんのは完全にテメーだよな?》
A「…… ああ、そうみたいだ。」
左馬刻《やっぱり、アイツらなのか?》
…… アイツら。
本当はそんなことないはずなんだ。
だって、【カコイちゃん】と一緒に、二人で壊滅を確認したんだ。
この事は、お互いに口外しない事。そして、俺がいつまでも秘密を守る代わりに、【カコイちゃん】は、俺の願いを必ず聞きいれる。
そう言う【契約】だ。
A「…… ごめん、ちょっと電話切る。
落ち着いたらまた顔を出すから。今は放っておいて。」
そう言って俺は一方的に電話を切る。
…… 仕方ない。こういう時こそ【カコイちゃん】に助けを求めるべきだ。
そうして俺は、【カコイちゃん】の元へと向かった。
***********
俺は、とある大きなビルへと入る。
もちろん、裏から入り、パスワードを入力する。
そして、真っ先に最上階へと向かう。
厳かな雰囲気を纏う扉の前に立ち、深呼吸をする。
そして、勢いよく扉を開ける。
そこに居るのは、他でもない。
内閣総理大臣補佐官及び、警視庁警視総監、行政監察局局長である、勘解由小路無花果だ。
無花果「…… 突然不躾なやつが入ってきたと思えば、お前か。【不知火】」
A「その名はやめろ。
せめて、アンタの付けた【柘榴】って呼べよ。」
俺は、ゆっくりとカコイちゃんに近づいて行った。
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アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時