25 ページ26
…… ん、?
火の音、…… 何かの、焼ける匂い?
俺は体を起こすと、目の前に見知った顔があった。
理鶯「…… 起きたか。
小官のテリトリーに立ち入るとはどんなやつかと思えば、まさか出雲だったとは。」
そう言いながら、俺の頭を優しく撫でてくれるりっちゃん。
嗚呼、なんか見たことあるなぁって思ってたら、ハマの森みたいなところか。りっちゃんが住んでる。
A「りっちゃん、俺の為にご飯用意してくれてたの?」
理鶯「そうだ。出雲の為に、小官が腕によりをかけたぞ。」
わぁい、りっちゃんのゲテモノパーティーだ。
まだ調理をしているりっちゃんを後ろから抱き締め、そのまま髪をいじる。
短髪、サッパリー
理鶯「出雲、火を扱っているから危ないぞ?」
A「ヤダ、りっちゃんから離れない。
馬鹿と兎の相手はもう疲れた。りっちゃんが詫び入れて甘やかせ。」
そう言ってりっちゃんの首筋に顔を埋めれば、少し呆れたようなため息と、優しくて大きな手が俺の頭を撫でる。
しばらくすると、どうやら完成したようだ。
A「美味しそう。…… 食べてもいい?」
俺がそう聞くと、りっちゃんは頭を撫でながら優しく微笑んでくれる。
A「頂きます!」
そう言えば、朝から何も食べていないのを思い出し、りっちゃんが作ってくれたものを沢山頬張る。
A「りっちゃん、美味しい。さすがりっちゃん。
俺、りっちゃんが作ってくれるの大好き。」
りっちゃんの方に少し身体を預けながら、りっちゃんの料理を堪能した。
理鶯「…… そう言えば、どうしてここに来たのだ?」
A「ごちそうさま。
あー、えっと、疲れてぼーっとしてたらここに来てた。
もしかしたら、無意識にりっちゃんに会いたかったのかも。りっちゃんは、俺を甘やかすの上手だから。」
猫のようにりっちゃんに擦り寄れば、りっちゃんはそれを愛でるように優しく撫でる。
この手、大好きだ。大きくて、優しくて、気持ちいい。
その手に擦り寄っていると、俺の携帯が鳴った。
528人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時