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暫くすると、家のインターホンが鳴る。
俺は、玄関のチェーンをつけたまま、鍵だけを開けた。
その瞬間、思い切り玄関の扉が開かれた。
が、チェーンが繋がれていた為、大きなガシャン、という音だけが響いた。
左馬刻「…… てめー、人をイケブクロまで呼んでおいて随分な対応じゃねぇか?アァ?
しかも何でよりによってクソガキんとこの家なんだよ。」
相変わらず怖いなぁ。そんな目で睨んでくるなんて。
A「ごめんって、だからそんなに怒らないで?
もうこれ以上怒らない、怒鳴らない、手を出さないってなら、チェーン外す。
出来ないならこのまま話そうよ、はー様。」
はー様は、大きな舌打ちをしながら、俺を睨んでくる。
どうやら了承してくれたみたいなので、俺はチェーンを外し、彼を中に招き入れる。
ソファに座ってもらい、予め用意しておいた紅茶を彼の前に置く。
左馬刻「質問に答えろ。なんでよりによってココなんだよ。」
A「それはてめぇんとこの兎が俺の家に勝手に入ってたからだよ。
おかげでハマの家はまた新しいところを探す羽目になった。仮にもリーダーならちゃんと躾ろ。」
俺が怒った口調で強く言うと、はー様は少しバツの悪そうな顔をする。
ふふ、何だかんだ俺を最優先に考えてくれるはー様は、本当に優しいと思う。
左馬刻「……で、てめーの話ってなんだよ。」
紅茶を一口飲みながら、少し穏やかな声音で聞いてくる。
A「俺の【噂】の事だよ。
勝利の女神だなんてよく言ったもんだ。なんで俺にそんな噂が流れてんだよ。全部話せ。じゃねえと一くんと結婚する。」
左馬刻「それはふざけんじゃねぇ!!!
分かった、全部話すからあのダボと結婚はやめろ!!!」
ふふ、案外チョロいんだから。
はー様は、全部を話してくれた。
簡潔にまとめると、
何処にも属さないこの俺は、ディビジョンバトルなんてものに興味はない。だから、まずそんなことが行われてるなんて知らなかったんだ。
話によると、そのディビジョンバトルが行われた時、
俺が何処の家に身を置いているかで勝敗が別れるんだってさ。
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アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時