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…… あー、もしかして、一くんの弟かな?










ってか、一くんが本気出したら俺なんて即見つかるだろうに。




わざわざ弟君が探しに来たってことは、きっと、一くんの命令じゃなくて、個人的にってところか?





まぁ、一くんが俺を探さないのには理由があるんだけどね。







やれやれ、一くんが頼んでもいないのに俺を探しに来たとか、後で何言われるかわからんぞー




三郎「…… あの、逆に貴方は不知火さんをご存知ありませんか?





僕、彼を一兄のところに連れていきたいんです。一兄が、不知火さんに会いたがってて。


最近、いつも古い写真を見てて、あまり見た事はないけど、それが不知火さんの写真だって事を知って。


一兄、凄い寂しそうな目でその写真を見るんです。だから……」




A「ストップ、その話を俺にしてなんになる?



第一俺は不知火なんでやつは見たことも聞いたことも無い。力になれなくて悪かったな。」







俺は少年を突き放すようにして家に入ろうとした。








だが、腕を引っ張られ、身体は止まった。








三郎「…… 本当に、知らないんですか?」




A「くどいぞ。第一、【噂】ってなんだ。




逆に聞きたいくらいだよ。」



三郎「それは、


























【噂】によると、その人は【勝利の女神】なんだそうです。」











……………… は?




勝利の、…… 【女神】?










もしかして、本当に俺の名前が独り歩きして、勝手な尾ひれがついてんじゃねぇだろうな。





第一、なんで……




でも、火のないところに煙は立たないって言うし。






一体、どうなってやがる。



これは、…… やっぱり本人に聞くのが一番だろうな。




俺の本名を知っているのは、元【TDD】の奴ら、だけ。







ここは、一番信頼のおける、あの人に聞くしかない。







リスクを取る勇気なきゃ、得られるもんも得られねえ。





A「とにかく、人違いだ。わざわざこんなところまで来て残念だったな。」




少年の手を振りほどき、俺は家の中へと入った。














そして、頭の包帯を外しながら、一人の男に電話をかけた。

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アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時

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