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寂雷「それは、【何処の家】で?」







A「…… ハマ。」







イル先生は、ハマの家が新築のアパートだって知ってるはず。



しかも二階だってことを。









寂雷「はぁ、……





いくらなんでも、少し無茶をし過ぎだよ。



もう少し自分の身体を大事にしなさい。」




まあ、ごもっともだ。








A「次から、なるべく無茶をしないようにする。」




なるべく、という言葉に、少し眉をひそめたが、俺の性格を知ってか




それ以上言及はしなかった。







寂雷「…… あと、いつまで独歩君の手を握っているんだい?」






あ、忘れてた。









なんか、安心するからつい。




A「…… ありがとう、握っていてくれて。





うーん、…… のん、ちゃんかな。」




独歩「の、のんちゃん?」






突然呼ばれたあだ名に、困ったような顔をする。



寂雷「ふふ、彼の、…… 双葉君のクセだよ。





彼は、名前を覚えるのが苦手なんだ。きっと、それは独歩君のあだ名だね。」






穏やかに笑うその顔は、いつも俺に向ける顔とは違って、







心から、笑っているように見えた。





俺は、貴方の黒い顔しか見た事がない。










…… そんな顔出来んなら、俺にも向ければいいのに。



そしたら、こんなに貴方に怯えたりしないのに。









A「あ、そろそろ帰る。





イル先生、手当てには感謝してる。ありがとう。」






そう言って、部屋から出ようとすると、






俺が扉をか開ける前に、扉が開く。






一二三「…… おっと、失礼。驚かせてしまったね。





おや?もう身体は大丈夫なのかい?」






その口振りだと、この人が俺をここに運んで、ご丁寧にイル先生まで呼んでくれたってわけか。




A「わざわざありがとうございました。




おかげで傷の手当てを受けられて、もう大丈夫です。」





深々と頭を下げ、彼の横を通り過ぎ、俺は部屋から出ていった。



















取り敢えず、今一番の安全地帯であるイケブクロに向かう為、足を進めていた。









だが、直ぐに俺は後ろから声をかけられた。

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アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時

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