横浜の超絶美少女 実は超強かった

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銃兎に「可愛い 可愛い」とおちょくられる事に対し殴り倒したいのを必死に抑える。

だってさー、紛らわしいんだもんっ！

でも良く考えたらあんな変なチーム名付けないわな。

今日どうしたんだろ 頭狂ったかな

『覚え直しまーす…』

「くくっ…あァ、そうしろや」

「ゔゔン。或る意味面白がられて成功するかもだぞ？」

理鶯は流石に笑うのを辞めてくれたけどこいつらは辞める所か揶揄って来たんですけど…？

「A、お前本気で面白ぇな。強ぇし、ヤクザ共と絡まれた時とか頭の回転は速いのに気ぃ抜けると天然とか…」

「これなら左馬刻の嫁っつって紹介しても問題は無いだろうな」

「ああ、左馬刻の嫁になると言う事はこれから小官達と多く関わるということだし。楽しみだ」

これから…、私がこの三人と…生活を…？？

私の地獄の結婚生活が始まりだ

いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

神様、私が何をしたって言うんですか

確かにー、

学校はサボるし？ 校則なんて何って感じだし？夜遊びしてた時期もあったし、喧嘩したりしたけど？

ここまで酷い仕打ちは無かろうが！！

寿命が半分縮んだわ…もう直ぐ死ぬかもね、アハハ

「で、早速だが嫁さんよォ…おめぇの親に挨拶行かねぇとな」

…その事か…

『ああー、いいよ。てか出来ないよ。会えないしね』

衝撃的な一言を私が当たり前の様に、サラり、と話すから。

三人は目を見開き私を凝視すると固まった。

何をそんなにも…よくある事じゃない？

親が

もう、この世に存在しないなんて

ねェ…？

「…悪ぃな」

『怖い顔しないでよ、大丈夫』

「左馬刻、墓参りに行ったらどうだ？仮にも娘さんを貰う訳だ。お前も大切にするつもりらしいしな」

「ああ。そうする」

私を大切するつもりと聞いたせいで多少動揺は有るが、嬉しかった。

弟以外に私を大切にすると言ってくれる人なんて居ないと思ってたから。

『墓は近いよ』

「行くしかねぇな」

「俺達も少しお邪魔しようか、なァ理鶯」

「そうだな、小官もAに世話になる事があるかもしれない」

菅原家の頭領と、その嫁。

二人を尊敬する者は多く居た。
二人を嫌う者も…

墓を拝む者も居れば、荒らす者も居た。

私は荒らした奴等を見付け、叩き潰し傷だらけになった身体で帰り弟が泣くのを見て私も泣いた。

それが繰り返される日常で

今日みたいな刺激的な一日は初めてだった

だから


最低な奴等に会えた最高の日に涙を流せる事が私にとって余りにも幸せだった

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