横浜の超絶美少女 実は超強かった

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良い所…

素直にそう思えた。

人は煙草と香水の混ざったこの香りを嫌がるのかもしれない。でも私は何故か心安らぐ空間だと感じた。

なんでだろうね？私に聞きたいわ

「左馬刻、銃兎。この女性はどちらかの彼女かなにかか？」

誰だよこのイケメン…

銃兎もイケメンだし、左馬刻もイケメンだし、この軍服着たやばそうな人もイケメンだし、凄いねヨコハマ

そんな三人に囲まれてる私はきっと全国の女から睨まれるであろう…アーメン

「おいA、テリトリーバトルの話したよな？」

『あー、左馬刻がヨコハマのリーダーだーみたいなやつね』

「ああ、俺がリーダーのMAD TRIGGER CREWの他のメンバーがこいつらだ」

MAD TRIGGER CREWめっちゃイケメン集まってんじゃん…凄…え、すご…

「A、心の声ダダ漏れだぞ」

思った事はすぐに口に出しちゃう系女子なんでっ☆

「で、改めて自己紹介というわけだ。俺は入間銃兎。警官だ、宜しくなA」

は？警官とヤクザが繋がってるの？えぇ…

逃げ出した後警官にヤクザに誘拐されたって告げ口しようと思ってたのに無理じゃんか…酷い

「小官は毒島メイソン理鶯だ。理鶯と呼んでくれ、宜しくな。A…であってるか？」

『あって、ます…』

小官…毒島…理鶯…キラキラしてる。

ｳﾞｯ 私には明る過ぎるっ

落ち着け私。今はふざける時ではないのだ。

『左馬刻と銃兎と理鶯でヨコハマ代表…の中になんで私がほおりこまているのでしょうか？』

「おめぇにゃ、俺の仕事を手伝って貰おう。と思ってたが、今更考えたら流石に無理あるわ」

考え直してくれたかっ！！

『じゃ、私はこれでー』

「お前を帰すとは言ってねェぞ」

頼むから…帰らせろよ

「俺様の右腕になって貰う」

あのー、それって結局

『左馬刻の仕事の手伝いするのと一緒だよね？』

「乱闘に繰り出すだけだ」

だけだ。ダッテヨ、それで私が死んだらどう落とし前付けるつもりなんだよ。まァ死なないけど

『それは、裏の仕事の方？』

「まァそれもそうなんだが、最近見合いの話が多くてうざってぇんだよ。おめぇには俺の嫁のフリもしてもらう」

「「『はぁっ？』」」

銃兎も理鶯も初耳だったらしく私と同様に声を荒らげた。

「おめぇ気は確かか？」

「小官も賛成出来ない」

『ぜってぇー、やだ。ヤクザの嫁とか悪いことしか起きないもん』

自分で言ってて「そこかよっ」と思う言い訳だが確かにそうなのだ。

私の姉がそうであったように。

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