横浜の超絶美少女 実は超強かった

【41】 ページ44

「詳細を教えろ」

チッ…こいつは敬語も使えねぇのか、糞野郎がっ…

「…Aが昨夜夜十時、横浜市○○-✕✕-△△で攫われた

残ってたのはAの物と見られる微小の血液と俺がやった碧い雫型のイヤリング。

ちょうど俺が居なくなった時、金髪に黒メッシュ野郎に話し掛けられたのを見た奴が居た。

今んとこそんぐれぇだ」

「はんっ、左馬刻てめぇ呆れられて捨てられたんじゃねぇか？」

「あ"ぁ"ん？Aは俺様にベタ惚れだっつーの、俺様以外の男に見向きもする訳ねぇだろ」

「んなこたァ分からねぇだろ、まァ探してやるよ。てめぇもてめぇで探しとけ」

「さっさとしろや、糞偽善者が」

「それが人に物を頼む態度かよ…

じゃーな、

シスコン」

「はァ？？巫山戯んなっ…」


ブチり


そこで通話が終わる音がした

あの野郎の方こそブラコンじゃねぇか…

まァ、あいつの事なんてどうでもいい

今は

Aが無事であれば

金髪に黒メッシュ野郎…



会ったときゃ覚悟しとけや



Aside

身体が痛い

ヒプノシスマイクの効果か、眠気は覚めていて、起きようとも思うのに身体が思うように動かない

「起きたか、オネーサン」

『──っ、あんた達何が目当てで私を…』

「分かるだろ？」

判らない

解りたくない

左馬刻が、責任を感じてしまうから


「碧棺左馬刻に恨みを持っててな、その仕返しと言った所かな、ガキの遊びに付き合ってよ」

『んな事するか…「拒否権無いの、分かんねェ？」』


私が黙り込むと

その先に映る 悲しみが見えた


「“イケない”アソビ、しよーぜ？」


その言葉をスタートとして金髪に黒のメッシュの男が

私の唇にキスを落とした

『辞めっ…』

口を開いちゃ駄目な事は、左馬刻のせいで散々思い知った筈だったのに

泣いて

鳴いて

拒否する私に容赦なく入る舌が

嫌という程滑らかに掻き乱して


左馬刻以外とこんな事したくない

左馬刻以外に触って欲しくない


『んっ、左馬刻っ…』


頬に伝った涙を舐め取り

「俺は碧棺左馬刻じゃないけど？」

と嘲笑うそいつに、反抗出来ない

身体が動かない

それをいい事に、身体を良い様に舐め回される





こんななら、もういっそ

私を灰にしてくれよ



作者の乱入

皆様、ヒプノシスマイクの新ドラマCD聞きましたか！？

左馬刻かっこよすぎません！？

乱数も凄いことになって来たし…

シスコンとブラコンの言い争いは面白すぎて笑い泣きでしたww

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