横浜の超絶美少女 実は超強かった

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【Aの退院二日後】

『さぁまぁとぉきぃっ！』

「ああ？どうした」

『この前さ、独歩と一二三に会ったじゃん？でね、昨日ご飯に行ったんだけどね？そこが凄い美味しかったからまた行きたいっ！てことで連れって♡』

「変な喋り方するなと思ったら…てか、二人と飯食いに行った？初耳なんだがァ？」

『あーーー』

朝からしくじりました、しくじり先○菅原です

やってしまったァァァ…

悔しがる間もなく、また、言い訳する間もなく左馬刻に唇を塞がれる

『んっ…』

それを受け入れるかのように口を開くと、もう慣れてしまった煙草の香りと共に左馬刻の舌が入って来た

「お仕置き、はこれで済ましてやるよ」

『…えー』


物足りない


いつから私はこんなにも強欲になったのだろう

美少女な私に左馬刻が惚れて、私はそこまで…

と思っていたのに、

左馬刻と身体を重ねる度、私の身体は左馬刻の物になって行き、左馬刻専用に作り替えられた

溺れるように…彼を求めた

「お強請り、してみろや」

そんな可愛い事私には出来ない

いつもならそう断わって居たのに

朝からしくじった私は素直な物だな


『もっと、キスして。私を左馬刻だけの物にして』


私の言葉を聞いたハマの王様は、口角を上げる

「上出来だ」

と

私の頭を軽く撫で、褒めた

その手がそのまま後頭部に周りもう片方の手は腰へ…

舌が絡み合う音が、二人だけの空間に艶めかしく響き渡る

『んっ…ふぁっ…んん』

角度を変えて、息を吐く暇もなく

舌が絡み、解けたかと思うと、左馬刻を求める身体が欲をなす

「他の男と会う時はぜってぇ、連絡しろ。良いな」

『わかっ…たっ…ンっ…』

なんでそんなに余裕なのさ？

大人とガキの違い？

そんな怠けた事を考えていると、左馬刻が急にキスを辞めた

どうして？
疑問を持ち、上を見上げると、覆い被さったからか左馬刻の涙が頬に落ちた

「おめぇを逃がさねぇ事で精一杯なんだよ…巫山戯んなっ…」

どうやらこいつも相当私に依存しているらしい

山田三兄弟

飴村乱数

一二三と独歩

次から次へと男が現れて私を攫って行く夢を見たってさ

『ふふふっ』

「おめぇ、何笑ってやがる！！」

だって…ねェ…？

『そんな夢を見る程、左馬刻が私の事大切に思ってくれてるって、思うと幸せ者だなー、的な？』

「…的な？」

私の言葉によって、不安が無くなったようで。

左馬刻は私を抱き締めると

「その店行くぞ」

ハマの王様に似合う車を走らせた

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